神戸学院大学

現代社会学部

現代社会学部社会防災学科の「ソーシャルキャピタル研究」で港島学園7年生に実施したワークショップの成果発表会を実施しました

2026/02/02

地区防災について報告する第1グループ
地区防災について報告する第1グループ
避難所体験について報告する第2グループ
避難所体験について報告する第2グループ
まち歩きを通した世代間共同学習について報告する第3グループ
まち歩きを通した世代間共同学習について報告する第3グループ
発言する港島地区防災対策委員会の髙柳会長
発言する港島地区防災対策委員会の髙柳会長
ワークショップについて話す江田教授
ワークショップについて話す江田教授
意見を述べる港島学園の生徒
意見を述べる港島学園の生徒

現代社会学部社会防災学科の江田英里香教授が担当する「ソーシャルキャピタル研究」の授業でポートアイランドにある神戸市立義務教育学校港島学園中学部の7年生(中学1年に相当)を対象に「共助」のベースになる「ソーシャルキャピタル(社会関係資本)」醸成のための防災ワークショップの成果発表会を1月14日、ポートアイランド第1キャンパスで実施しました。

生徒89人と教員の皆さんに参加してもらい、3年次生2人が司会を担当しました。3グループに分かれ、第1グループは「地区防災」、第2グループは「避難所設営」、第3グループは「まち歩きを通した世代間共同学習の効果」についてそれぞれ発表しました。

第1グループは、中公園の非常用給水設備について現地で確認し、給水袋に飲料水を入れて背負って運ぶ体験をしたほか、階段避難装置や荷物運搬装置についても知ってもらうことができたと報告しました。防災学習の取り組みについてもアンケート調査し、学習後は中公園の防災設備について「8割が家族や友人に伝えた」と回答したと学習の成果を説明しました。

第2グループは、「避難所は生活の場でもある」という認識から、段ボールベッドの作成や簡易トイレの利用、物資の配布を生徒に体験してもらいました。避難所ではプライバシーの確保、衛生状態の改善、人材の確保が課題であることも共有しました。学習後のアンケートでも運営する人や利用者の工夫が必要で、若い世代の防災参加が地域力向上につながるとの認識が示されました。

第3グループは、まち歩きをして災害対応自動販売機の位置や地区の危険な個所を確認しました。地域の情報共有サイト「ためマップポーアイ」については知らない生徒が多く、「使ってみたい」と考える生徒も少ないことから「もっと魅力的なコンテンツが必要だ」と述べました。AEDの設置場所や避難場所についても50%の生徒が「知らない」とアンケートに答えた一方、「新しい発見があったか」については78%が「はい」と答えた結果も報告されました。

この後、グループワークを実施し、「どうすれば今以上に災害に強い街を作っていけるのか」について話し合いました。教員の皆さんからも助け合いが必要だとの意見が述べられました。最後に港島地区防災対策委員会の髙柳章二会長が発言し、地区に6カ所ある避難所を周知するとともに、避難所ではプライバシーを守ることや災害前のコミュニティーを大切にし、水や食料の備蓄を改めて見直す必要があることを総括として述べました。