神戸学院大学

研究・産学官連携

産学官連携

寄付研究プロジェクト

本学の研究活動の活性化を目的に学外機関等(個人、法人、団体、その他学外機関をいう。)からの寄付金によって、現在設置されている寄付研究プロジェクトを紹介します。行政組織・民間企業・業界団体等から教育・研究振興のために寄付された資金を活用し、特命教授や特命准教授等の研究者を配置するプロジェクトを設置することが可能です。神戸学院大学は、これら寄付研究プロジェクトを含めた産学官連携を積極的に推進します。

産学官連携活動に係る補助事業等の実績

共同・受託研究

府省庁・地方公共団体・民間企業等と本学の教員が、共通の課題について共同で研究を行う「共同研究」や同機関からの委託を受けて本学の教員が研究を実施し、当該研究に要する諸経費を委託者が負担、その研究結果を委託者に報告する「受託研究」等の産学官連携を積極的に行っており、現在、件数・受入金額ともに増加傾向にあります。

研究活動の実績

外部資金の獲得と知的財産の実施許諾について
共同・受託研究の推移

展示会発表

各種展示会を通して、研究シーズの社会への発信や保有する特許等の技術移転活動を積極的に行っています。

国際フロンティア産業メッセ

国際フロンティア産業メッセ2022
国際フロンティア産業メッセ2022

2022年9月1日~2日の2日間にわたり、ポートアイランドの神戸国際展示場で開かれた「国際フロンティア産業メッセ2022」で、総合リハビリテーション学部 田代助教が「肺活量を測定できる腹部隆起量測定器」と題して研究を紹介しました。
今回紹介した研究発表内容は、誰でも簡便に呼吸機能を測定できる「腹部隆起量測定器」に関する技術です。近年、横隔膜を主とする「呼吸筋」を鍛える呼吸筋トレーニングは、運動能力の向上のみならず、ウイルスや細菌から私たちの体を守る自己免疫機能を高めることから、さまざまな分野で注目を集めています。
一方で、その効果判定に利用される呼吸機能検査機器は、熟練した専門職の操作が必要であり、測定に時間を要すことから、一般的な体力測定の場での使用は少なく、医療機関で呼吸器疾患の疑いのある場合に限り使用されているのが現状です。
この「腹部隆起量測定器」は、呼吸時における腹部隆起の変化量を測定するものであり、呼吸機能の推定値を算出することが可能で、現在、実証実験および精度実験により良好な測定結果が認められています。展示ブースには企業等からも問い合わせがあり、注目を集めました。

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Bio Japan

井上助教と参加者
Bio Japan

2022年10月12日~14日まで3日間にわたりパシフィコ横浜で開催された「Bio Japan 2022」で、薬学部の井上雅己助教が「制御性T細胞の増幅を目指した2型TNF受容体アゴニストタンパクの創製」と題して、プレゼンテーションを行いました。
井上助教は、ブースに来られた方とは、「2型TNF受容体(TNFR2)を標的とした制御性T細胞(Treg)増幅作用」やこれを応用したTregの細胞移入療法、もしくは体内で直接Tregを増幅する免疫療法などへの応用展開の可能性について、活発な意見交換を行いました。
今後、企業や各研究機関と本学の共同研究や特許実施許諾等がさらに活性化することを期待しています。

2022年度 展示タイトル
制御性T細胞の増幅を目指した2型TNF受容体アゴニストタンパク質の創製(薬学部 助教 井上 雅己)
2021年度 展示タイトル
ステロイドの代替えとして期待できるトリアセチンの塗布によるアレルギ-性皮膚炎に対する抗炎症作用(栄養学部 准教授 吉村 征浩)
2020年度 展示タイトル
雄性不妊に関わる新規因子の発見(薬学部 教授 鷹野 正興)


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神戸医療産業都市 産学官医連携オープンイノベーション推進プログラム シーズ発表会

(公財)神戸医療産業都市推進機構が主催し、2021年12月2日に開催されたシーズ発表会において、薬学部の井上雅己助教が、『TNF受容体サブタイプ選択的な新規バイオロジクス「TNF-alpha機能改変体」の創製』と題して、オンラインで発表を行いました。
特にTNFR2シグナルは、近年、免疫抑制に関与することが示唆されており、TNF-alphaの活性を自在に制御できれば疾患治療への応用が期待できます。
本発表では、TNF受容体サブタイプ選択的に活性を制御できる新規バイオロジクスとして創製した「TNF-alpha機能改変体」およびその疾患モデル動物における治療効果について紹介しました。

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バリアフリー展

バリアフリー展2022
バリアフリー展2022

2022年度 講演タイトル
①車椅子で振り袖でお出かけ! リフトを使って振り袖の着付けを容易にするコツ!(総合リハビリテーション学部 教授 古田 恒輔)
②生きるを支えるケア ~これからの高齢者ケアを考える~
(総合リハビリテーション学部 教授 備酒 伸彦)

2021年度 講演タイトル
①自立支援を考えた起居移乗動作と福祉用具の活用
(総合リハビリテーション学部 教授 古田 恒輔)
②ケアの常識を考え直す(総合リハビリテーション学部 教授 備酒 伸彦)

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はりま産学交流会

はりま産学交流会
はりま産学交流会

2022年度 発表タイトル
①音楽で動かす心と身体(心理学部 准教授 河瀬 諭)
②簡便な肺活量推定機器の研究開発 〜学術的価値と産学連携の可能性〜(総合リハビリテーション学部 助教 田代 大祐) 

2021年度 発表タイトル
①PM2.5などの大気環境は新型コロナウイルス感染と関連するか?(薬学部 助教 小野寺 章)
②コロナ禍のメンタルヘルス~新しい働き方のもとで健康を保持するために~(心理学部 講師 中川 裕美)

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イノベーション・ジャパン~大学見本市~

2022年度 発表タイトル
TNFR2を標的に制御性T細胞を増殖するバイオロジスク(薬学部 助教 井上雅己)

2019年度 展示タイトル
①大気中水分を一切吸収しない革新的CO2吸収・放出剤(薬学部 教授 稲垣 冬彦)
②人の健康状態を表す歩行状態のスコア化(総合リハビリテーション学部 助教 浅井 剛)


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問い合わせ

本学の研究成果を社会へ還元し、また学内研究シーズの社会実装を目指し、産学官連携活動を推進するため、産学連携推進室を設置しています。以下の事項は、産学連携推進室まで、お問い合わせください。

  • 研究上の産学官連携に関すること
  • 受託研究/共同研究に関すること
  • 寄付研究プロジェクトに関すること
  • 本学特許等の知的財産の活用に関すること

連絡先:産学連携推進室
電話番号:(078)-974-4297
メールアドレス:kenkyu@j.kobegakuin.ac.jp