神戸学院大学

研究・産学官連携

神戸市

神戸市では、大学等との連携を進めていくために、「大学等」と「地域」、「産業界」、「行政」の連携に関する神戸市のワンストップ窓口を企画調整局つなぐラボ内に設置し、さまざまな産学官連携事業・助成金を公募しています。
神戸市で公募されている、これら産学官連携事業・助成金についての採択状況を紹介します。

アーバンイノベーション神戸(大学研究型)

神戸市の行政課題を研究対象として捉え、社会的インパクトの高い研究を推進、実効性の高い解決策を導き出すことを目的としています。
神戸市と大学が連携し、行政現場の知見と大学の研究シーズを結びつけて地域課題の解決を図る取組です。
研究成果の社会実装や市政への反映を促進するとともに、大学における外部連携実績の蓄積や神戸の街を舞台とした新たな研究フィールドの開拓をめざしています。

【一般助成型】多様な地域資源を資材としたペレット堆肥の製造とその特性評価

現代社会学部 准教授 菊川裕幸(2023年度採択、2025年度まで継続)

神戸市内の放置竹林から得た竹チップと、肉牛ふん尿を組み合わせ、オリジナル堆肥の製造とその特性評価を行いました。
製造した堆肥は、高い肥料成分に加え、竹由来のケイ酸を豊富に含み、丹波黒大豆の栽培試験では、農作物の収量増加に寄与することが確認されました。今後は堆肥メーカーとの連携によるオリジナル堆肥販売も予定しています。
本成果は、昨今の農業資材・肥料の高騰対策に加え、環境保全にも寄与するものです。
地域資源の有効活用と持続可能な循環型農業の推進に貢献します。

【一般助成型】神戸港湾水域のCO2選択的直接回収技術

薬学部 講師 村上遼(2023年度~2025年度)

海水中のCO₂を選択的に吸着する高分子吸収剤を開発し、世界初の化学吸収法「Direct Ocean Capture (DOC) 技術」の基礎実証に成功。海洋からのCO₂直接回収の可能性を大きく広げました。
開発した小型フロー型モジュールは、CO₂の効率的な吸収・放出と、吸収剤の複数回利用を確認。
本技術は、従来の海水中CO₂回収課題を克服し、都市近海でのネガティブエミッション技術早期実装に貢献します。
今後は、広範な実用化に向け、長期安定運用とエネルギー効率向上をめざし研究を進めます。