神戸学院大学

現代社会学部

現代社会学部社会防災学科の「ソーシャルキャピタル研究」と神戸市立義務教育学校港島学園7年生「探究的な学び」の授業とで避難所設営のワークショップを実施しました

2026/02/02

簡易トイレの仕組みを学ぶ7年生ら
簡易トイレの仕組みを学ぶ7年生ら
段ボールベッドの組み立て
段ボールベッドの組み立て
段ボールベッドの強度を確認
段ボールベッドの強度を確認
避難所用テントに入って広さを確認
避難所用テントに入って広さを確認
支援物資の配給を体験
支援物資の配給を体験

現代社会学部社会防災学科の江田英里香教授が担当する「ソーシャルキャピタル研究」の授業で11月12日、神戸市立義務教育学校港島学園中学部の7年生(中学1年に相当)を対象に、ポートアイランドでの災害発生を想定し、避難所に指定されている同校中学部体育館を会場とした「避難所設営ワークショップ」を実施しました。

本ワークショップでは、阪神・淡路大震災や東日本大震災の避難所の様子の映像を見て、避難所の課題点などを考えました。そして、災害時に避難所を利用する立場を想定し、簡易トイレの仕組みや使い方について学ぶとともに、段ボールベッドの組み立て、避難所テントの設営と内部のアレンジ、物資の配布などを体験しました。また、グループに分かれて作った自分たちの空間の工夫した点や難しかった点などを発表しました。生徒たちは、実際に手を動かしながら、避難所が「用意された空間」ではなく、利用する人の手によってつくられ、維持される場であることを実感しました。

活動を通じて、避難所運営における課題として、プライバシーの確保や衛生環境の維持、運営を支える人材の確保が重要であることも確認しました。特に、限られた空間の中で安心して過ごすための工夫や、役割分担の必要性について、多くの生徒が気づきを得た様子でした。

学習後のアンケートでは、「運営する側の工夫が大切だと思った」「利用する人もルールを守り、協力する必要があると感じた」といった意見が多く寄せられ、避難所は行政任せではなく、地域住民一人ひとりの関わりによって成り立つ場であるという認識が共有されました。本ワークショップは、災害時の実践的な知識を学ぶと同時に、共助の重要性やソーシャルキャピタルの役割を具体的に考える機会となりました。