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All NEWS学部長からのメッセージ

大濱 慶子
本学部は国際都市神戸から世界を舞台に活躍するグローバル人材の育成を目指し、2015年に開設されました。その出発点はグローバル化が進む社会において、実践的で高度な外国語運用力と幅広い知識を身につけ、国境や文化の垣根を越え、人を動かし社会を変えていく「力強い発信力を持つ人」を育てることです。
本学部グローバル・コミュニケーション学科には英語コース、中国語コース、外国人留学生を対象とした日本語コースの3コースが設置されています。各コースの学生は入学後、専門の外国語ともう一つの言語を学び、少人数制で外国語運用力を徹底して鍛えていきます。3年次前期、英語コース、中国語コースは半年間の全員留学、日本語コースはインターンシップを通じて実践力を磨きます。3年次後期から4年次にかけて、身につけた語学力を生かし、多彩な専門領域を有する教員の指導の下、毎年魅力的なゼミ活動や海外と連携したプロジェクト、成果発表が行われています。たくましく成長した卒業生たちがさまざまな分野へ巣立っていき、本学部も学生の成長とともに発展してきました。
しかし2019年末突如襲った新型コロナウイルス感染症の世界的パンデミックは積み重ねてきた国際交流の意義を根底から問い直す契機となり、同時に多様な民族、言語、文化をもつ人々と対話を継続し、グローバルな課題を協働で解決していく重要性を改めて認識する再出発点となりました。世界情勢に目を向ければ、大国間、民族間の摩擦や対立、格差拡大、環境問題、デジタル技術の進展による社会構造の転換など地球規模で生起するさまざまな課題が広がっています。今こそ異なる立場や背景をもつ人々と柔軟な対話を重ね、互いを理解し尊重しながら良好な対人関係を築くコミュニケーション力を発揮していくこと、さらに広い視野に立って多様な人々と連携し新たな価値を創造、変革していく共創の力がビジネスの場においても、社会においてもより一層必要とされているのではないでしょうか。
異文化を受容し、多様性との共存を育んできた神戸は最適な学びの場です。キャンパスから一望できる神戸港は北米、欧州、豪州、中国、アジア航路へつながっています。大海原の向こうに広がる世界であなたはどんな可能性を探究しますか。未来を見据えた成長を支援するとともに、皆さんの個性が大きな舞台で輝き、国際社会の貢献へつながっていく、そんなお手伝いをしたいと思います。
高いコミュニケーション力で
世界を舞台に活躍できる人材に
学びのフィールド
グローバル化の時代に活躍できる国際人をめざす
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- 言語を越えて人と意思疎通する能力
- ホスピタリティ論、心理学、色彩学、文化論、国際政治学、教育学など言語以外のコミュニケーションやさまざまな学問についても学びます。
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- 実践的で高度な外国語の能力
- 2年次までの720時間以上の語学授業と3年次前期の海外留学※を経て「聞く・読む・話す・書く」4つのスキルを養います。
※日本語コースは企業でのインターンシップ
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- 他者とつながるコミュニケーション力
- さまざまな国の人とのコミュニケーションを通じて、創造力や相互理解力を身につけ、社会人としての基礎能力を学びます。
グローバル・コミュニケーション学部 学科構成
教育研究上の目的
神戸学院大学学則(抄)
- (目的)
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第2条の7 第2条に規定する各学部又は学科における教育研究上の目的(以下この条において「目的」という。)は次のとおりとする。
(7) グローバル・コミュニケーション学部の目的は、外国語の実践的で高度な運用能力とともに、言語の基礎にある文化や社会の多様性に配慮できる幅広い知識や教養、また他者と協調、協働できるたくましい対人コミュニケーション力を備え、よってグローバル社会においてもアイデンティティを堅持し、豊かな国際社会の創造に貢献しうる人材を養成することとする。