神戸学院大学

現代社会学部

防災女子の学生が「防災キャンパスツアーin神戸」の講師を務めました

2026/03/19

災害時の食についてレクチャーを行う中田さん
災害時の食についてレクチャーを行う中田さん
防災教育カード教材でワークショップを行う竹下さん
防災教育カード教材でワークショップを行う竹下さん
ポリ袋調理で作ったお昼ご飯を囲む高校生と田中さん(右)
ポリ袋調理で作ったお昼ご飯を囲む高校生と田中さん(右)
ポリ袋調理体験
ポリ袋調理体験
語り部の話を聞いて感じたことなどを共有する参加者
語り部の話を聞いて感じたことなどを共有する参加者
震災遺構を巡る街歩き
震災遺構を巡る街歩き
メリケンパークでの記念撮影
メリケンパークでの記念撮影

現代社会学部社会防災学科の学生有志団体「防災女子」が、3月14日に徳島県内の高校生13人を招いて「防災キャンパスツアーin神戸」(主催:徳島県防災人材育成センター)を実施し、竹下恵理さん(4年次生)、中田愛香さん、田中萌楓さん(ともに3年次生)が講師を務めました。

徳島県では、高校生の防災力向上を図るため、徳島県防災人材育成センターにおいて、徳島ぼうさい選手権や被災地訪問学習事業を実施しています。この度の企画は防災女子が寄稿した「消防研修」を読んだ担当者より「ぜひ高校生に対して実践的な防災を学び、体験・交流できるツアーを企画したい」との相談を受け実現したものです。

【参考】「消防研修」第115号の特集「阪神・淡路大震災から30年」に「防災女子」の寄稿が掲載されました

第1部では「災害時の食」をテーマに、レクチャーと防災教育カード教材「BOSAIカードX(クロス)」を用いたワークショップとポリ袋調理体験を実施しました。高校生は5種類のメニューづくりに挑戦し、出来上がった料理を昼食として味わいました。

調理中の湯せん時間には、防災女子と高校生で意見交換を行いました。高校生らの参加理由が「南海トラフ巨大地震が近い将来発生すると言われる中、建築士を目指す者として神戸で学びたいと思った」「看護師を志しており、医療の視点から災害を学びたい。昨年は東日本大震災の被災地を訪れ、今回は神戸で学びたいと思った」など多様で、真剣な思いに触れた防災女子の学生たちも、授業内容や活動の経験を熱心に共有していました。

第2部では、「震災を語り継ぐ」をテーマに、兵庫県立舞子高等学校環境防災科1期生の早川美幸さんが講師として、震災体験を話しました。

早川さんは小学2年生の時に阪神・淡路大震災を経験。長田区で被災し、ご家族を亡くしました。その後、仮設住宅で「生きて仮設を出よう」と父親と共に見守りボランティアに取り組んだ経験から福祉に関心を持ち、環境防災科へ進学した経緯を語りました。

また、同じく環境防災科卒業生の中田愛香さんが、未災者世代が取り組んだ震災継承の事例を紹介。「語り継ぐ」ことで平和教育のように風化することなく、次世代に伝えていくことができることを学びました。

高校生は、「被災状況だけではなく、被災者の気持ちを知ることができた。家族にも今日学んだことを伝えたい」と感想を述べました。

最後に、東遊園地からメリケンパーク周辺を歩き、慰霊と復興のモニュメントや1.17希望の灯り、旧神戸居留地十五番館、神戸港震災メモリアルパークなどの震災遺構を巡りました。

ツアーの締めくくりとして、防災女子の学生は「神戸で防災を学びたい!と、参加をしてくれたことが何よりも嬉しかったです。今日学んだことを徳島でも伝えていただけると幸いです。きっと、高校生だからこそできることがあります。私たち防災女子も、やってみたくなる防災を発信し続けていきます」と話しました。