現代社会学部
「消防研修」第115号の特集「阪神・淡路大震災から30年」に「防災女子」の寄稿が掲載されました
2025/10/22
消防大学校が9月に発行した「消防研修」第115号に「阪神・淡路大震災から30年」が特集され、現代社会学部社会防災学科の学生を中心につくる「防災女子」による寄稿「未災者だからこそできる防災啓発活動-教訓を活かした“やってみたくなる防災”への挑戦-」が掲載されました。全国の消防職員や都道府県職員などに読まれます。
防災女子のこれまでの地域防災活動について震災を体験していない学生の立場から、阪神・淡路大震災の震源地に最も近い大学を常に意識して何を大切に進めてきたのかをまとめ、学生が次世代にメッセージを伝えるためのアプローチについても具体的に書いています。
特に力を入れて各地で啓発してきた「ローリングストック法」は食材を「備える→食べる→買い足す」のサイクルで備蓄する方法で、食材を無駄にすることなく、いざというときに食べ慣れたものを食べることができる、と利点を挙げています。備蓄食材をポリ袋を使った「ひと手間調理」で作る防災食として、ホットケーキミックスの粉とカフェオレで作ることのできる「ふわふわカフェオレ蒸しパン」のレシピを紹介しました。
このほか神戸市消防局の「防災福祉コミュニティ事業(略称:防コミ)」を活性化するBOKOMIサポーターとしての地域支援活動や神戸市中央区親子防災料理教室での地域防災力を上げるための取り組みなどを項目ごとにまとめました。昨年6月に発足10年を迎えた「防災女子」の女性ならでは視点が注目されそうです。
また、社会防災学科の舩木伸江教授による寄稿「防災教育-阪神・淡路大震災から30年が経つ神戸での実践」も掲載されています。
100号から115号までの「消防研修」はこちらからPDFファイルで読むことができます。


