神戸学院大学

現代社会学部

防災女子が無印良品阪急西宮ガーデンズで防災啓発活動を行いました

2022/10/06

「非常持出袋」について説明する山室さん
「非常持出袋」について説明する山室さん
ポリ袋の口の閉じ方を説明する稲塲さん
ポリ袋の口の閉じ方を説明する稲塲さん
同店のワゴンブースで災害食について啓発活動も行いました
同店のワゴンブースで災害食について啓発活動も行いました
当日活動した6人の学生たち
当日活動した6人の学生たち

10月2日、防災女子が無印良品 阪急西宮ガーデンズで、「災害の備え」と「災害時の食」をテーマにした2つのワークショップを行いました。

同店は、兵庫県最大級の店舗として9月22日にオープンし、防災女子が西宮市と連携して配信している「にしのみや防災チャンネル」とのコラボ動画や、防災女子の学生たちが「家庭備蓄のヒントにしてもらいたい」と選んだ無印良品の商品の展示、防災女子がイベント・ワークショップ開催時にお配りしている「災害食BOOK」(栄養学部 伊藤智助教監修)の他、無印良品の食材を使ったオリジナルレンジレシピカードの設置(配布)を行っています。

当日は、防災女子に所属する現代社会学部 社会防災学科の小山田遥さん、青野柚花さん(4年次生)、國松万熙さん(3年次生)、山室亜衣さん、稲塲未紗さん(2年次生)、安福瑞希さん(1年次生)が参加し、午前と午後に2回のワークショップを開催しました。

午前の部は「自分にあった携帯防災『おまもりサコッシュ』をつくろう!」と題して、災害時の備えについて考えてもらうワークショップを参加者7人に対して行いました。

災害への備えには、使うタイミングや目的に応じて、自宅から避難する際の「非常持ち出し袋」、在宅避難に必要な「我が家の備蓄」、外出先で被災した時を想定した「最低限の備え」の3つに大きく分けられます。それらを普段から意識することが大切であり、それぞれの備え方のポイントを説明しました。

次に、実際に自分にとって必要なものは何かを、教材『カードで学び非常持出袋』を使って考ました。3日間の備えを想定し、カードの中から持ち出し袋にいれる9点を決定。カードの中には自分で必要なものを考案できる“スペシャルカード”が含まれており、通信が断絶される可能性もあるが、スマートフォンが使えるように「電気」の確保が大切と考え「バッテリー」を選択した参加者がいました。災害時に「電気」を備える大切さを参加者同士で共有しました。

その後、外出先で被災した時を想定した最低限の「備え」について、無印良品の商品『撥水サコッシュ』を使い、同店で販売されている商品(生活用品・食料品・衣服ほか)の中から常備しておきたいアイテムを3つ考えました。
停電を想定したコンパクトヘッドライトから飲料まで、自分に合わせたさまざまな商品を選択。普段から“もし災害が起きたら”を想像して、家族で考えておくことの大切さを伝えました。

午後の部では、「いつもの食事から災害に備える料理教室」と題して、災害時の食について考えてもらうワークショップを、親子4組と大人2人に対して行いました。

災害時に食べる食材は、非常時専用の“特別な食材”ではなく、普段の生活で使用している「おうちにある食材全部」であると伝え、ローリングストック法について話しました。災害時「食」の取り巻く環境について過去の災害で起こった事例を紹介し、カード教材を使って自宅にある食材を三色食品群に分けて栄養バランスについて考えました。

ローリングストック食材を活用したポリ袋調理体験では、無印良品の「チキンのトマト煮(レトルト商品)」を使って、防災女子が考案したアレンジレシピ「チキントマトライス」に挑戦。材料はシンプルで「チキンのトマト煮」と「無洗米」「水」のみ。ポリ袋(高密度ポリエチレン製)でお米を炊く方法は、色々な料理に応用することができることを学生が伝えました。炊きあがった「チキントマトライス」を試食した参加者からは、「こんなに簡単にごはんが炊けると思っていなかったので驚きました」「ぜひ自宅でもやってみたい」等の感想がありました。

■にしのみや防災チャンネル/西宮市公式HP
https://www.nishi.or.jp/kurashi/anshin/bosaijoho/oshirase/bousaichannel.html

<防災女子コラボ動画>
魔法の調理法 ポリ袋調理を教えます!
普段からつくってみたい!災害食レシピ

■防災教材「カードで学ぶ非常持出袋」※現代社会学部 社会防災学科作成
※当日使用した、カード教材は以下のサイトより実費頒布しています。
https://www.kobegakuin.ac.jp/education/faculty_social/bosai/activity.html