神戸学院大学

経済学部

経済学部の関谷ゼミの学生と県立山崎高等学校の生徒が合同で、宍粟市の町中散策を実施しました

2025/09/03

【1日目】午前のボランティアガイドによる案内
【1日目】午前のボランティアガイドによる案内
【1日目】午後の班ごとの町中自由散策
【1日目】午後の班ごとの町中自由散策
【2日目】リノベーションされた店舗の説明
【2日目】リノベーションされた店舗の説明
班ごとにその日のまとめをする大学生と高校生
班ごとにその日のまとめをする大学生と高校生

本年度より、神戸学院大学と西兵庫信用金庫による地域活性化プロジェクトが始動し、経済学部の関谷次博教授ゼミと人文学部の矢嶋巌教授ゼミが本取り組みに参画しています。関谷ゼミでは、宍粟市における地域活性化を目的として、地元の兵庫県立山崎高等学校との高大連携を企画。7月には同校を訪問し、探究学習を受講している1年生に向けてプロジェクトの趣旨を説明し、参加を呼びかけたところ、8人の高校生が参加してくれることとなりました。

この高大連携プロジェクトの初回活動として、8月26日と29日に高校生と大学生が合同で宍粟市山崎町を散策するプログラムを実施しました。本プロジェクトでは、現在宍粟市のホームページに掲載されている17の観光モデルコースに加え、高校生と大学生の視点を活かした「18番目の観光モデルコース」を新たに作成することを目標としています。

【8月26日】フィールドワーク① 〜山崎の歴史と町歩き〜
活動初日は、大学生と高校生による混成チームで三つの班を編成し、グループ活動を行いました。午前中は、地元の観光ガイドの皆さんの案内で山崎城址周辺の史跡を巡りながら、城下町としての山崎の歴史について学びました。

午後は、地図を頼りに自由散策を行い、高校生と大学生が協力して町を歩きました。名所旧跡に加えて、地元の商店などにも立ち寄り、高校生が普段から親しんでいる駄菓子屋やコロッケ店など、地域の「日常の魅力」にも触れました。実際に大学生がコロッケを食べてみる場面もあり、今後のモデルコースづくりのヒントが多数得られました。

【8月29日】フィールドワーク② 〜リノベーションによるまちづくりの見学〜
2日目は、山崎町内にあるリノベーションされた店舗を訪問し、実際にその運営に携わる皆さんの話を聴きました。山崎中心市街地活性化委員会が推進する「よいまちプロジェクト」の一環として、古民家を活用した飲食店の運営や、山崎幼稚園旧園舎の活用プロジェクトの現場を見学。また、改装中の料理旅館「菊水」の現場も見ることができ、地域の新しいまちづくりの動きに直に触れる貴重な経験となりました。

両日とも、活動後にはその日の成果をグループごとにまとめ、見聞きした内容の整理や、モデルコース作成に向けたアイデアの抽出を行いました。高校生と大学生が協力しながら、気づきを共有し、今後の方向性についても意見交換を行いました。

今後は、11月に宍粟市役所にて中間発表を予定しており、いただいた意見を反映させながら内容をブラッシュアップし、最終的には来年1月の成果発表をめざします。