神戸学院大学

経済学部

経済学部の関谷ゼミが津名高等学校との高大連携授業においてグループミーティングを行いました

2025/09/12

「Zoom」を活用したオンラインミーティング
「Zoom」を活用したオンラインミーティング
オンラインで大学生の意見を聞く高校生
オンラインで大学生の意見を聞く高校生

経済学部の関谷次博教授のゼミでは、兵庫県立津名高等学校(淡路市)との高大連携授業を継続的に行っています。この取り組みは、2017年度に津名高校の「REBORN PROJECT(総合的な探究の時間)」の一環としてスタートし、高校生と大学生がグループディスカッションを通じて交流することから始まりました。

コロナ禍により一時中断を余儀なくされましたが、昨年度より活動を再開。探究学習における課題設定から調査手法の検討に至るまで、高校生のグループに対して大学生がアドバイスを行う形式で進めています。

今年度は、6月に高校生が設定した16の探究テーマに対し、ゼミ生がそれぞれ担当グループを持ち、「その目的は何か」「どのような調査が適切か」といった観点からアドバイスを行い、その内容をレポートとしてまとめ、高校生にフィードバックを提供しました。

また、関谷ゼミでは7月に「兵庫県議会サテライトゼミ」にて自身の研究成果を発表していますが、6月はその調査活動中ということもあって、ゼミ生にとっても自身の学びと照らし合わせながらアドバイスを行える有意義な機会となりました。

高校生たちは大学生からの助言をもとにテーマをブラッシュアップし、夏休み期間を活用して調査を実施。地域の実情理解に努めました。

今回は、その調査結果について高校生からの報告を受けた後、9月8日にオンライン会議ツール「Zoom」を用いて、各グループに対して大学生がコメントを返すという初めての試みに挑戦しました。関谷ゼミ生は「兵庫県議会サテライトゼミ」での経験を生かし、「調査はもっと早めに進めると良い」といった具体的なアドバイスを送りました。

「Zoom」を活用したオンラインでのグループミーティングは初の試みであったことから、途中戸惑う場面もありましたが、文章だけでは伝わりにくい部分を直接会話で補えるなど、多くの学びがありました。一方で、反省点も多く見つかったため、今回の経験を振り返り、今後の高大連携活動のさらなる充実に生かしていきたいと考えています。