神戸学院大学

現代社会学部

現代社会学部の菊川ゼミが島根県での産学連携による竹林整備・竹資源活用プロジェクトで竹資源量を調査しました

2023/05/02

タケノコを収穫して喜ぶ菊川ゼミ生
タケノコを収穫して喜ぶ菊川ゼミ生
竹林整備に取り組む学生ら
竹林整備に取り組む学生ら
整備された竹林で記念撮影
整備された竹林で記念撮影
竹破砕機で竹チップ作り
竹破砕機で竹チップ作り

荒れた竹林の整備と竹資源の活用に産学で取り組んでいる現代社会学部の菊川裕幸講師のゼミが5月1日、島根県中南部の飯南町を訪問し、島根大学生物資源科学部森林生態環境学研究室の山下多聞准教授と学生、地元企業の「株式会社いいなん」の関係者と現地の竹林に入り、竹資源量を調査しました。

同町は中国山地の山々に囲まれた高原に位置し、町の面積の大半を山林と原野が占めています。前回は3月初旬に関係者で研究の打ち合わせや協議を行いました。2回目となる今回は、竹林内に設けた100平方メートルの区画内のモウソウチクを全て伐採し、長さや重さを計測しました。

島根大学からは3、4年生の計5人、菊川ゼミからは3、4年次生の計4人、「株式会社いいなん」からは5人で総勢14人での活動となりました。今回伐採した竹は破砕機によってチップ化され、飯南町内の酪農業者のもとに運搬され、家畜のふん尿と混合した堆肥になる予定です。

一日かけて約70本を伐採し、1トン近い竹チップを作ることができました。また、竹林からは今が旬のタケノコもたくさん収穫することができ、地域資源を余すことなく活用することができました。きれいになった竹林には、太陽の光が差し込み、クロモジやミズナラ、ムベなどさまざまな植物を観察することもできました。爽やかな新緑と日差しのなか竹林整備と調査を無事に終えることができました。今後もプロジェクトは継続し、定期的な竹林の観察や情報交換を行う予定です。