神戸学院大学

現代社会学部

現代社会学部の佐伯琢磨教授が「ゲームで“そなえ”を学ぼう!~人生におけるリスクをゲームで体験してみよう~」を開催しました

2022/10/04

イベントの様子
イベントの様子
イベントの様子
イベントの様子

現代社会学部社会防災学科の佐伯琢磨教授が10月2日に、KOBEこども大学「ゲームで“そなえ”を学ぼう!~人生におけるリスクをゲームで体験してみよう~」を、グランフロント大阪北館のナレッジキャピタルで小学生3~6年生とその保護者6組に対して実施しました。佐伯教授のゼミ生2人がアシスタントを務めました。

ミニ講義
最初のミニ講義で、ゲームを始めるための基礎知識として「リスク」について学びました。リスクは、損失という不利益な結果をこうむる「確率」とその「損失の大きさ」の2つの要素からなることを説明。災害におけるリスクや、リスクそのものを小さくするための知識として地盤や地形、建物の耐震性、そしてリスクが起こった場合の補償(保険)など、リスクマネジメントについて事例を交えながらわかりやすく話しました。

ゲーム
参加者それぞれに、はじめに資本として5000万円を渡します。
その後、都心、山側、海側それぞれの立地に、条件の異なる家が売り出され、その中から予算と相談しながら自分たちが住む「住まい」を選び、地震保険・火災保険に加入するか、耐震補強をするか、「教育」「留学」「ボランティア」の経験値を上げるプログラムに参加するかを決めて費用を支払います。
ゲームは10年間です。その中で、「地震」「大雨」「大雪」「津波」などの災害の他、「経験値を上げるイベント」が起こります。ゲームの勝敗は、最終的な、資本(現金)、不動産(家)価値、経験値数の総合計で競います。

同じ資本金からスタートしたものが、自然災害が発生した際、保険や補強の選択の違い、経験値を上げる選択の違いによりどのような差が出てきたのか、振り返りの中で参加者に説明し、ゲームを通してリスクマネジメントについて学びました。

参加者からは、「ゲームを通して楽しく保険の仕組みやリスクに対する備えを学ぶことができた」との感想をいただきました。