現代社会学部開設10周年記念行事が10月22日、神戸市中央区の神戸ポートピアホテルで開かれ、教職員や学生、卒業生、来賓の皆さんで祝いました。

現代社会学科と社会防災学科で構成する現代社会学部は2014年４月に開設されました。式典では、まず前林清和学部長が式辞を述べました。続いて学校法人神戸学院の西本誠實理事長と中村恵学長があいさつしました。

来賓からの祝辞では、神戸市の久元喜造市長（代読・辻英之企画調整局長）、明石市の丸谷聡子市長、人と防災未来センターの河田惠昭センター長から温かいメッセージをいただきました。

続いて現代社会学科の岡崎宏樹教授と２年次生の野村心源さん、３年次生の山本雄大さんが制作した学部10年のあゆみを振り返るミュージックビデオ「十年の果実」が上演されました。岡崎ゼミでは音楽を通じて地域の魅力を発信するプロジェクトを展開しており、今回のビデオの制作者を代表して野村さんが「現代社会学部は学生の個性を大事にしてくれます。今回も音楽という私の個性を生かすことができました」と、コメントしました。

卒業生のスピーチからも学部での学びの様子が伝わりました。五百井雄貴さん、東権裕美さん（以上現代社会学科卒業）、臼井雅人さん、寺井美紀さん（以上社会防災学科卒業）が在学時の思い出や現在の仕事に学部での学びがどう生かされているかを語りました。

この後、毎日放送総合編成局アナウンスセンター長で大学客員教授も務める西靖さんが「共生社会のために～ケア・地域・防災～」の演題で記念講演しました。アナウンサーとしての経験から事件や事故などでの実名報道が持つ意味や、自身が約４カ月間取得した育児休業で得たもの、災害報道に際して自ら被災地で関わったボランティア活動の経験などを語りました。西さんの記念講演はYou Tube LIVEで配信し、市民公開講座としてオンラインでも中継しました。本講演は後日、オンデマンドでも配信予定です。

式典後の祝賀会では、現代社会学科主任の岡崎教授が主催あいさつで「十年の果実」の歌詞の一部を改めて紹介しました。兵庫県立医科大学の鈴木敬一郎学長と兵庫県立大学院の永野康行・減災復興政策研究科長からの来賓あいさつが続き、神戸を拠点とする「ラジオ関西」の小野秀明代表取締役社長からの乾杯の発声で懇親を深めました。最後に社会防災学科主任の中田敬司教授による御礼の言葉で締めくくりました。

テーブル上の装花は「フラワーデザイナー」でもある現代社会学科の菊川裕幸講師が腕前を生かして制作しました。会場入口の学科活動紹介パネルは元実習助手の前田緑さん（現・社会連携部）が作成しました。