現代社会学部
現代社会学部の菊川ゼミが丹波篠山市で農業体験やフィールドワークを行いました
2025/06/23
現代社会学部の菊川裕幸講師ゼミの2年次生20人と3・4年次生7人が6月22日、丹波篠山市にある「襷(たすき)ファーム」(就労移行支援B型事業所)を訪問し、農業体験活動を行いました。丹波篠山市は6月に入り、特産品の「丹波黒枝豆」となる丹波黒大豆の定植が本格的に始まっています。
襷ファームは「農福連携」(農業と福祉の連携)として、利用者に農作業を通じて社会参加してもらい、工賃のアップも目指しています。菊川ゼミは「農作業のお手伝いをさせてください」と申し出ていました。
約20アールの畑に数百本の黒豆苗を定植しました。気温も湿度も高い日でしたが、畝に植穴を掘って、苗が倒れないように深く植えつけるという注意点を守り、丁寧に作業を行いました。丹波黒大豆は10月中旬まで栽培し、成熟して黒豆になる前に「丹波黒枝豆」として収穫し、学内で販売する予定です。
作業後は、丹波篠山城下町を訪れ、街歩きのフィールドワークを行いました。城下町は電線共同溝による無電柱化(電線類の地中化)、歩道の拡幅・セミフラット化、インターロッキングブロックによるデザイン舗装、石畳風舗装、低位置照明などを行っており、週末は多くの観光客でにぎわっています。事前に城下町にある商店や美術館、博物館等の施設について調べ、各自が希望する場所を訪問して学びを深めました。新旧入り混じる城下町の商店や景観を見学し、地域活性化のヒントを得ることができました。
活動に参加した2年次生の三木琉偉さんは「数時間の農業体験でしたが、とても大変な作業で、これを毎日行っている農家さんはすごいと感じました。農産物を栽培する苦労や、品質を向上させるための工夫なども知ることができました。また丹波篠山市を訪れたいです」と語りました。