神戸学院大学

現代社会学部

現代社会学部の菊川裕幸講師がD-ラーニング「自然素材でリースづくり 歴史と色で学ぶXmas」を開催しました

2022/12/23

クリスマスブーケを作る菊川講師と完成したブーケ
クリスマスブーケを作る菊川講師と完成したブーケ
数々の高度な技術に参加者は興味津々
数々の高度な技術に参加者は興味津々
優しくサポートをする学生スタッフ
優しくサポートをする学生スタッフ
終了予定時間を過ぎても黙々と制作を続けました
終了予定時間を過ぎても黙々と制作を続けました
本格的なリースが完成しました
本格的なリースが完成しました
左から大西恒輝さん、菊川裕幸講師、井上晴史さん
左から大西恒輝さん、菊川裕幸講師、井上晴史さん

現代社会学部現代社会学科の菊川裕幸講師が、12月17日に西区役所でD-ラーニング「自然素材でリースづくり 歴史と色で学ぶXmas」を開催しました 。

当日は西区の小学生15人とその保護者が参加し、井上晴史さん、大西恒輝さん(いずれも現代社会学部現代社会学科2年次生)が学生スタッフを務めました。

「D-ラーニング」とは西区内の大学や企業の協力を得て、子どもの「好奇心」や「国際感覚」を育み、視野を広げる西区連合婦人会と西区役所との共催で行われる小学生向けの学びの場であり、本学は2019年度から継続して参加しています。

まず菊川講師によるクリスマスブーケ制作パフォーマンスで講義が始まりました。自然素材を迅速に、かつ正確に束ねていく姿に会場中が魅了されました。ものの5分で素敵なブーケが完成し、大きな拍手が送られました。

次にクリスマスやサンタクロースの起源について説明があり、クリスマスカラーに込められた意味について学びました。クリスマスでよく使用される赤色は「キリストの血」、緑色は「永遠の命・神の永遠の愛」を表現しています。色相を環状に配置した色相環を用いて赤色・緑色を見てみると、ほぼ対極に位置するダイアード配色であり、2色の対比により強い印象を与える技法になっています。

リースづくりではまず植物を挟みで切り、リース台に挿していきました。「綺麗に作るコツとしては①流れを意識する(流れを揃える)、②高さを出さない、③細かく挿していく、④幅を出さない、という4点です。しかし、最終的には自分が良いと思うことに従って作ってください。それが作品の個性となります」と菊川講師から説明があり、子どもたちは保護者や学生スタッフと協力しながら思い思いのリースを制作しました。

分からない部分やテクニックを積極的に聞いたり、終了予定時間を過ぎても作業に没頭するなど、子どもだけでなく大人も夢中になって楽しんでいました。自分だけの本格的なリースを飾って、素敵なクリスマスを過ごすことができそうです。

【学生の声】
(井上晴史)今回のようなプログラムに参加するのは2回目だったので、子どもたちの制作状況に応じた声掛けやサポートを前回よりはスムーズにすることができたと思う。その一方で、時間をかけて思い思いにリースへ植物を挿していく子どもたちにその思いを第一にしながらリース作りのコツを教えるのが難しかった。菊川講師のような的確なアドバイスはできないが、今後もこのようなプログラムに積極的に参加することで、自分自身も説得力のあるアドバイスができるようになりたい。

また、複数の保護者の方から現代社会学部について興味を持っていただけたので、とてもうれしかった。これまでの大学生活で私自身が感じた学部の魅力や普段の学びを説明したが、大学でさらにいろんな経験を積んで、もっと魅力的な説明をできるようにしたい。

(大西恒輝)私は子供向けのボランティアは初めてだったが、サポートができてよかった。大学生も小学生もなかなかリース作りをする機会はないと思うし、このような貴重な機会で得られた経験を大切にしたい。また普段の生活ではあまり関わることのない自治体と小学生と大学生という3つの組織が触れ合える場を作るのは、学びだけでなくPRや意見交換の場になって非常に良いと思う。

また今回のリース作りは自然素材を使ったものということもあり、地域資源の新たな活用法を生み出すことも可能だと思うのでこれからも注目して取り組んでいきたい。