防災女子の学生が神戸市立科学技術高等学校で出前授業を行いました
2025/07/11
現代社会学部社会防災学科の学生有志団体「防災女子」が、6月25日に神戸市立科学技術高等学校(神戸市中央区脇浜町)で出前授業を行いました。
神戸市立科学技術高等学校都市工学科では、身近なテーマを調査・探究することで学びを深める「課題研究」という授業を毎週水曜日の4~6時間目に行っており、テーマごとの班に分かれて探究活動に取り組んでいます。その中のひとつに「地域活性化班」があります。
地域活性化班では、7人の生徒が地域貢献を目的に、地域に寄り添った取り組みを進めており、10月11日に灘中央市場(神戸市灘区水道筋)で行われるイベントで「2023年度に制作した『かまどベンチ』を活用した防災食の企画をしたい」と防災女子へ依頼がありました。
企画を進めるにあたり、出前授業では防災女子の本田彩花さん(4年次生)が、災害時における「食」の重要性や、食料備蓄の大切さ、ポリ袋調理の方法などをレクチャーし、その後、イベント当日に作りたい料理のアイデア出しを行いました。
イベントで作る調理は、日頃生徒が自宅で作ったことがある「豚丼」と、イベント時期が旬となる食材をつかった「さつまいもきんとん」の2品に決め、9月27日に事前練習として『かまどベンチ』で試作します。本田さんが「9月27日には、私たちの考えたレシピもぜひ食べてほしいので、私たちも2品の調理を検討します」と伝えたところ、「ぜひ食べてみたい!」と喜びの声が上がりました。
当日参加した都市工学科3年生の生賴 始(おおらい はじめ)さんは、「神戸学院大学 防災女子の本田さんから、限られた食材や道具で栄養のある食事をつくる方法や、家庭での備蓄の大切さなど、今後の防災イベントにも生かせる多くの学びがありました。災害時に備える意識を高め、家族や地域と知識を共有していくことの大切さを実感する機会となりました」と話しました。