神戸学院大学

現代社会学部

現代社会学部の学生らが兵庫県立男女共同参画センター30周年記念フォーラムで発表しました

2023/02/03

パネルディスカッション 一番右が國松さん
パネルディスカッション 一番右が國松さん
パネリストとして発表する國松さん
パネリストとして発表する國松さん
「防災女子」の発表をする小山田さん、 山室さん、國松さん(右から)
「防災女子」の発表をする小山田さん、 山室さん、國松さん(右から)

2月1日に神戸クリスタルホールで開催された、兵庫県立男女共同参画センター30周年・ひょうご女性未来会議20周年記念フォーラム「人生100年時代の男女共同参画~誰もが認め合い、支え合い、つながり合う未来へ~」において、社会防災学科の國松万熙さん(3年次生)が、パネルディスカッションのパネリストとして登壇しました。(参加者約120人)

フォーラムの冒頭では、小山田遥さん(4年次生)、山室亜衣さん(2年次生)、國松さんの3人が所属する「防災女子」の活動について発表。「女子力で災害を乗り切っていこう」「災害文化の発信の担い手となれるよう」として、各地で多世代の方々と一緒に展開するローリングストック法(もしものときのために食料を多めに備え、日常的に利用しながら買い足していく)普及の活動等について、スライドを交えて紹介しました。

岩田喜美枝さん(元(株)資生堂代表取締役副社長、元厚生労働省雇用均等・児童家庭局長)の基調講演に続くパネルディスカッションでは、岩田さん、國松さんのほか、中村順子さん(認定NPO法人コミュニティ・サポートセンター神戸理事長)、池上有紀さん(兵庫県経営者協会女性産業人懇話会VAL21代表幹事、(株)デンソーテン コーポレート本部人事総務部人事室労政課長)の4人がパネリストを、清原桂子・前現代社会学部教授(ひょうご女性未来会議代表)がコーディネーターを務めました。

岩田さんからは、女性管理職育成の必要と仕事免除型育児支援から育児期の仕事支援への動きについて講義があり、池上さんからは全従業員がイキイキと働くための居場所づくりと企業風土の醸成について、中村さんからは、地域社会における男女共同の活動とつながり作りについてお話がありました。

國松さんからは、避難所運営を男性だけで進めていくと女性や少数派の意見が見落とされる可能性があること、活動をしていても「家庭のことは奥さんに任せていて食事のことは分からない」といった声があること、従って、家庭や仕事などさまざまな場面で男女共同参画の視点が必要であることについて、提案がありました。

若者世代を代表して発表した3人には、会場いっぱいの参加者から大きな拍手が送られ、「若い人のしっかりした意見を聞いて未来に希望がもてると思った。きてよかった」という感想が多く聞かれました。