神戸学院大学

現代社会学部

現代社会学部の菊川ゼミが地域住民等と連携して丹波篠山市で竹林整備を行いました

2025/08/29

菊川講師から作業についての説明を聴く参加者ら
菊川講師から作業についての説明を聴く参加者ら
竹チップを運び出す学生たち
竹チップを運び出す学生たち
整備された竹林の前で休む参加者
整備された竹林の前で休む参加者
整備前のうっそうとした竹林
整備前のうっそうとした竹林
柵の近くの整備された竹林
柵の近くの整備された竹林

現代社会学部の菊川裕幸講師のゼミが8月24日、丹波篠山市西野々地域の荒れた竹林を整備しました。菊川ゼミ3、4年次生7人に加え、共同研究している大阪府立園芸高等学校の生徒8人、地域住民5人の計20人で実施しました。同地域の山林には害獣の侵入の防止柵が設けられていますが、放置竹林の拡大に伴う山林の荒廃により、柵に竹が倒れ掛かるなどして被害が発生しています。山林所有者の高齢化等で管理が行き届いていないエリアがありました。

そこで、地域資源である竹の有効利用について研究を行っており、各地で竹林整備を行っている菊川ゼミ生が中心となって柵の周りを重点的に整備しました。猛暑で当日は気温が30度を超えていましたが、こまめに休憩を取りながら、枯竹や生竹など500本以上を伐採し、約100平方メートルにわたって整備することができました。さらに、整備後の竹は竹破砕機により竹チップに加工し、佐用町にある堆肥プラントに運び込み、堆肥化したものを同地域の農業に利用することが決まっています。

整備には同地区の住民の皆さんも加わり、学生らと交流しながら、柵周りを美しくしていきました。地域の人からは、「きれいに整備していただきありがたい。また機会があれば交流もかねて竹林整備に来てほしい」と依頼され、たくさんの飲み物の差し入れをいただきました。

竹林整備に参加した菊川ゼミ3年次生の大湊琥珀さんは、「人生初の竹林整備に参加し、地域の方々の温かさや、自分から行動しないと得ることの出来ない素晴らしい体験ができた」と話しています。

本活動は、総務省の事業である「ふるさとミライカレッジ」に採択された「中立舎を拠点とした居場所づくりプロジェクト」の一環として実施されました。