現代社会学部
現代社会学部の菊川ゼミが小学生と田んぼの生き物観察会を実施しました
2025/07/16
現代社会学部の菊川裕幸講師のゼミ生が7月15日に神戸市立井吹東小学校を訪問し、校内にある田んぼの生き物観察会を実施しました。同校では5年生を対象に6月19日に田植え体験を行い、農薬を使用せずに栽培を行っています。今回で生き物観察会は2年目となり、成長したイネと田んぼの生物相の変化を観察するために、希望する児童を対象に、4年次のゼミ生4人が先生役となり、生き物のスケッチを行いました。
観察会の実施にあたり、ゼミ生によって田んぼの植物や水生生物、田んぼ周辺の昆虫を採取しました。観察やスケッチをしやすくするため、虫かごや水槽に生き物を分類しました。
休み時間が始まると、5年生を中心に50人以上の児童が田んぼを訪れ、それぞれが好きな生き物を観察し、スケッチしました。虫網や魚網を手に、水田を調査した班はミナミヌマエビやアメンボを、陸を調査した班は蝶の幼虫やカマキリ、バッタなどを捕獲しました。
児童らは、小さな画用紙に見つけた生き物のスケッチと観察記録を記入しました。児童らのスケッチは、ゼミ生によって製作された生き物観察記録の模造紙に張り付け、校内に展示される予定です。
とても暑い一日でしたが、20分の休み時間を有意義に使い、順調に生育しているイネと生き物を児童らは熱心に観察し、農業と環境についての興味関心の高さがうかがえました。
参加した4年次生の髙橋美里さんは、「最初、田んぼには生き物がそれほどおらず、児童らが発見できるか不安でしたが、時間が来ると児童らは熱心に生き物を探し、予想以上にたくさんの種類を見つけることができたので驚きました。今後はイネの成長を見守りつつ、秋の収穫も楽しんでもらえるように企画を考えたい」と話しています。