神戸学院大学

現代社会学部

現代社会学部の菊川ゼミが島根県飯南町で島根大学生物資源科学部、「株式会社いいなん」との連携プロジェクトを開始しました。

2023/03/20

地域の人たちと連携して実証竹林の整備と調査に取り組む学生たち
地域の人たちと連携して実証竹林の整備と調査に取り組む学生たち
参加した学生たち
参加した学生たち
整備前の荒れた竹林
整備前の荒れた竹林
整備後の竹林
整備後の竹林

現代社会学部の菊川裕幸講師ゼミが3月14日、島根県飯南町を訪問し、竹資源量の調査と竹資源の有効活用法の協議を実施しました。島根大学生物資源科学部森林生態環境学研究室の山下多聞准教授と研究室所属の学生、地元企業の「株式会社いいなん」の関係者が集まりました。

島根県飯南町は島根県中南部に位置する標高約500メートルの町で、地域課題として放置竹林の拡大を抱えています。その課題解決のために、地域資源である家畜糞尿と竹を混和し、堆肥化を目指す取り組みを試行的に2022年より開始しています。この取り組みには、森林生態や土壌を専門領域とする山下准教授、竹資源の研究を行っている菊川講師、両ゼミの学生と地域の関係者が参画しています。今回は、さらに地域資源を上手に活用した地域貢献活動となるように関係者が集まり、実証竹林となる場所を整備し、調査を始めました。

島根大学からは3、4年生の3人、菊川ゼミからは3年次生5人、「株式会社いいなん」からは5人で合計15人での活動となりました。放置された竹林は枯死竹が多く、また竹林内の急斜面には倒木や雑木もあるため、こうしたものを除去し、残す竹、切る竹などを決めて、サンプリング調査を行い、竹の胸高直径や長さ、重さを計測しました。

午前中は10度以下の気温でかなり冷え込みましたが日中は温度も上がり、暖かな日差しの下で作業を行うことができました。菊川ゼミでは今後も継続して連携活動を続け、神戸市内・兵庫県内だけでなく、県外の地域課題解決にも寄与していきたいと考えています。