神戸学院大学

現代社会学部

防災女子の学生が「ぼうさいカフェ」を東灘区で実施しました

2025/06/23

災害時の食に関するレクチャーを行う安福さんと中田さん
災害時の食に関するレクチャーを行う安福さんと中田さん

現代社会学部社会防災学科の学生有志団体「防災女子」が、6月15日に東灘区のcafe tohka(神戸市東灘区本山中町)で「ぼうさいカフェ」を実施しました。

cafe tohkaでは、本、文化・芸術をコンセプトに毎月展示やイベントを行っており「阪神・淡路大震災から30年を迎え、お客様とともに防災に関する知識を身につけられるように防災のイベントを開催したい」という店主の思いから、防災女子へ依頼がありました。

当日は、4人のお客さんが集まり、災害時の食に関するレクチャーと本学で開発した防災教育教材「BOSAIカードX」を用いたワークショップを行った後、参加者と防災女子の学生で「フェーズフリーな備え」についてフリートークを行いました。

「阪神・淡路大震災当時、自宅のマンションも被害があり、避難所に行けるか見に行くと、人が溢れかえっていて…。入れないと思い、親類宅へ身を寄せてもらうことにした」「あの時は、まさかこんな災害が発生するなんて思ってもいなかった。備えができていなかった。だからこそ、次にくる南海トラフ巨大地震に備えるために実践が必要と思い今日、参加した」など、震災当時のことを語り合う時間が自然とはじまりました。

また、防災女子の安福瑞希さん(4年次生)は「在宅避難をした際に暖をとったり、暑さを凌ぐことができるように、自家用車のガソリンは満タンにしておくことを心がけている」。中田愛香さん(3年次生)は「いつも外出する際に持ち歩いている鞄には、帰宅困難者となった時のことを考えて、空腹をしのげるようにちょっとした食べ物(お菓子など)を必ず入れるようにしている」など、日頃から実践していることを参加者と共有しました。

最後に安福さんは「穏やかな雰囲気で防災がより日常と近い形で学べる活動となった。普段は一方的に話す機会が多いので、最後のフリートークは新鮮で、こちらも学ぶことが多く貴重な経験となった」と話しました。

また、cafe tohkaのSNSで当日の様子を見た方からは「次回は、神戸のハザードマップを見ながら、実際の避難方法を考えたい」「ポリ袋調理も体験してみたい」との声が寄せられたそうです。