人間・植物関係学会、日本園芸療法学会の合同大会で現代社会学部の学生が発表し、菊川講師が奨励賞を受賞しました
2025/11/18
人間・植物関係学会、日本園芸療法学会の2025年度合同大会が11月15、16両日、宇都宮大学で開催され、現代社会学部4年次生の高橋美里さんが「小学校敷地内のビオトープで実施した稲作体験が児童に及ぼす効果」と題して口頭発表を行いました。
高橋さんは2024年から菊川裕幸講師ゼミなどの「神戸田んぼ応援団」が神戸市立井吹東小学校で実施している稲作体験活動に参加し、児童らに活動を通じての感想などをアンケート調査していました。今回は、田植え、稲刈り、飯盒炊爨(はんごうすいさん)の3回の活動後に実施したアンケート調査の結果をまとめ、農業への興味関心の変化、活動ごとの満足度や授業との比較、将来のコメ作りの意欲などを発表しました。
会場からは、「ビオトープの活用は良いアイデアである。どのようなメリットがあったか、また学生と小学生が関わった効果についても検討してほしい」といった質問やコメントがありました。
また、人間・植物関係学会総会で、菊川講師が「地域資源を活用した園芸活動に関する実践的研究」で学会賞の「奨励賞」を受賞しました。受賞理由は、「人と植物の関わりを中心に、様々な観点から研究活動を継続している」ことが挙げられました。
口頭発表した高橋さんは「発表者として初めて参加しました。時間制限のある中で今までの研究内容をまとめ発表することが難しかったです。受賞には至りませんでしたが、園芸療法について深く知るきっかけになり、参加して良かったです。他の参加者の方の研究もたくさん聞くことができて、自分の知見を広めるきっかけにもなりました。園芸療法を中心に研究した内容を生かして社会問題にアプローチしている例を聞いて、園芸療法の面白さも感じました。また機会があれば参加したいです」と語っています。



