神戸学院大学

現代社会学部

小豆島土庄町で公民館を中心とした地域活性化について現代社会学部の学生が調査・発表しました

2022/12/02

公民館活動を中心とした地域活性化案について発表する様子
公民館活動を中心とした地域活性化案について発表する様子
参加者からの質疑に応答する学生ら
参加者からの質疑に応答する学生ら
発表後意見交換をする学生と参加者
発表後意見交換をする学生と参加者

現代社会学部の松田ヒロ子教授のゼミ(3年生13人)は、2022年度、小豆島土庄町と連携しながら「公民館を拠点としたコミュニティ機能の維持と地域活性化策の検討」をテーマに活動を続けてきました。地域の住民の方々の協力のもと、5月と8月の2回にわたるフィールドワークを行い、土庄町の地域の課題の現状や公民館の果たしている役割について学びました。また兵庫県内の公民館を訪問し、土庄町との比較検討も行いました。

そしてこれまでの学びをふまえて、11月19日に土庄町の大部公民館で、地元住民や土庄町役場の職員の方々の前で研究成果を報告しました。「もし将来自分が土庄町に移住したら、公民館でどんな活動をしたいか」をテーマに、「豊かな自然を生かした収穫祭・料理会の開催」、「映画を通した世代間交流」、「地域の魅力を生かした体験学習」に関するプレゼンテーションを行いました。

土庄町は、都市部と比較して進学先や就職先が豊富にあるわけではなく、若年層の人口流出が地域課題の一つとなっています。それに対して学生たちは、小豆島の魅力である豊かな自然を生かした地域活動を行うことで、地元住民の世代間交流や地元住民と島外の人々との交流が促され、地域活性化につながるのではないかという報告を行いました。

報告会には現在公民館活動に取り組んでいる地元住民の方や役場職員の方が出席し、学生らの発表内容にたくさんの意見や質問が寄せられ、提案内容の実現可能性にまで話が広がりました。活発な意見交換が行われ、大変有意義な報告会となりました。