現代社会学部の菊川ゼミ生らが研究協力したオリジナル堆肥「CHIKURI」が製品化されました
2026/09/02
現代社会学部の菊川裕幸准教授ゼミが兵庫県佐用町にある近畿農産資材株式会社と連携して製造した竹チップと牛ふんを混和したオリジナル堆肥が製品化され、全国のホームセンターカインズで順次販売が開始されます。販売に先立ち、8月28日に同社でお披露目会を行いました。
同社と菊川ゼミは2024年から連携を開始し、神戸市内の放置竹林から伐採した竹をチップ化した竹チップを地域の未・低利用資源として捉え、活用の方法について模索してきました。佐用町内の牛舎から発生する肉牛ふん尿と竹チップを重量比8:2で混和し、3~4カ月発酵させることで堆肥化しました。
堆肥は、一定の品質を担保し、いつ竹を伐採して製造しても、成分が変動しないかを確認するために、夏季と冬季の2シーズンで発酵試験を行いました。加えて、製造した堆肥を黒大豆やパンジー、ハボタンなどの花き栽培に提供して試し、植物の生育や品質に悪影響はなく、農業現場に利用可能なことを明らかにしました。
今後は、神戸市内の竹林伐採で発生した竹や竹チップを神戸市農政公社に集積し、近畿農産資材の資材運搬後の空トラックにて回収し、佐用町で堆肥化するという流れを構築し、スムーズな製造を目指しています。さらに、さまざまな市民団体が伐採した竹の買い取りも行える体制を構築することで、持続的な竹林管理につなげていきたいと菊川ゼミでは考えています。
商品は、竹チップ入り牛ふん堆肥(40リットル:希望小売価格500円)とCHIKURI 竹チップ×牛ふん堆肥(20リットル:380円)の2種類があり、40リットルの堆肥はカインズで流通し、20リットルの堆肥は近畿農産資材のECサイトで販売する予定です。
開発に携わった4年次生の山脇彩加さんは「先生や先輩方が研究されてきた竹堆肥が、商品として形になり、実際に店頭に並ぶことをとても嬉しく思います。これまでゼミで取り組んできた活動が、多くの方に知っていただける機会に繋がったことにも大きな喜びを感じています。『CHIKURI』をきっかけに、竹の新たな活用方法や放置竹林の問題について関心を持っていただければ嬉しいです」と語りました。



