防災女子の学生がBOKOMIサポーターサミットに出展しました
2025/09/12
現代社会学部 社会防災学科の学生有志団体「防災女子」が、7月26日に須磨パティオ(神戸市須磨区中落合)で開催された「BOKOMIサポーターサミット」(主催:神戸市消防局)に出展しました。
当事業は、防災福祉コミュニティ(以下、「防コミ」という)の関係者を対象として、 BOKOMI サポーター※の支援内容を紹介し、各団体の防災コンテンツを知ってもらい、制度の利用を促進することを目的として実施しています。
当日は、BOKOMIサポーターと防コミ代表者が一堂に会し、「防災」の専門家をはじめ、「登山やキャンプ」「災害時の食」など、多彩な防災メニューをライブ形式で提案する、見本市を開催。出展したサポーターは13団体、防コミの参加者は約100人と多くの人で賑わいました。
防災女子は、「災害食アレンジレシピのデモンストレーション・試食」と、本学で開発した防災教育教材「BOSAIカードX」の体験を行いました。
参加者からは「実演してもらったレシピを、防コミの役員会でチャレンジしてみます」「婦人会がなくなって、炊き出し訓練をどうしようか悩んでいました。災害食アレンジ体験を取り入れて、子育て世代にも呼びかけてみたい」などの声がありました。
当日、参加した防災女子の黒田光夏さん(3年次生)は「参加者から、今度の防災訓練の後に炊き出しとしてポリ袋調理をしてみたいというお声がけをいただきました。小さなきっかけから防災の輪が少しずつ広がっていくのを感じられて、とても嬉しかったです」と話しました。
参考URL:神戸市の自主防災組織(防災福祉コミュニティ)とは
※BOKOMIサポーターとは
神戸市では、阪神・淡路大震災の教訓をもとに大規模災害時において組織的な防災活動を行えるよう、市民の防災意識の向上と組織的な災害対応力の強化を目的に自主防災組織を設立し、「防災福祉コミュニティ事業(略称:防コミ)」と名付け、現在192地区で活動し、市内全域をカバーしています。
防コミ活動のさらなる活性化のため、2015年3月に「BOKOMIサポーター制度」が創設され、大学のボランティアグループや防災に関する専門的な団体が神戸市消防局の「BOKOMIサポーター」として登録し、防災福祉コミュニティからの要請に基づいて地域に出向き、地域の防災活動を支援しています。
BOKOMIサポーターが、これまで取り入れたことがない新たな視点による防災メニューを取り入れることにより、参加者の広がりや防災福祉コミュニティ活動が活発化し、2025年7月現在、16団体が登録しています。