現代社会学部の学生が神戸マラソン2025緊急時対応訓練に参加しました
2025/09/04
11月16日に開催される「神戸マラソン2025」をより安心・安全に開催するための取り組みとして、「神戸マラソン2025緊急時対応訓練」が8月21日、ポートアイランド第1キャンパスで実施され、神戸マラソン実行委員会事務局や兵庫県警察本部、神戸市消防局、兵庫陸上競技協会などの関係機関から約50人の関係者が出席しました。本学からは、現代社会学部社会防災学科の藤村浩輝さん(4年次生)、神吉純大さん、永井はるひさん、中田愛香さん(いずれも3年次生)が参加しました。
今回の訓練では、心肺停止事案と不審物発見事案の二つのケースが想定され、関係機関がそれぞれの対応事項や連携手順などをマニュアルで確認し、意見交換を行いました。
心肺停止事案では、コース上で倒れたランナーのもとへ救急車が到着するまでの流れについて実演しました。現場と大会運営本部における動きの確認が行われ、学生は傷病者を発見するボランティア役として参加しました。消防への救急要請や、関係者への状況報告、胸骨圧迫やAEDを用いた一次救命処置のデモンストレーションを務めました。
不審物発見事案では、コース沿道で液漏れし異臭を放つ段ボール箱の発見を想定し、兵庫県警察機動隊(NBCテロ対策部隊)が、不審物を確認し処理する様子を実演しました。学生は最初に不審物を発見したボランティア役として参加し、現地の警備責任者などとの情報共有の手順を確認しました。
訓練後は関係機関から、「はじめて顔を合わせる人と素早く情報伝達できるかが重要である」「地震や火災などの災害発生を想定することも必要」などの講評がありました。
訓練に参加した藤村さんは「神戸マラソンのボランティアに参加したことはありますが、このような訓練をしていることを初めて知りました。大会の実施に向けて多くの人が事前に準備し、危機管理を行っていることが分かりました」と話しました。