神戸学院大学

現代社会学部

「兵庫県警察本部長 特別講義」を現代社会学部 社会防災学科「ゼミナールⅡ」において実施しました

2022/12/06

兵庫県警察 桐原 弘毅 本部長
兵庫県警察 桐原 弘毅 本部長
講義の様子
講義の様子
質疑の様子
質疑の様子

12月2日ポートアイランド第1キャンパスで、講師に兵庫県警察の桐原 弘毅本部長を迎え、「兵庫県警察本部長 特別講義」を実施しました。

桐原本部長は「最近の治安情勢と警察の仕事」という演題のもと、岡山県警察本部長時代に西日本豪雨災害の陣頭指揮をとった経験を含めて、自身の経験談や警察官としてのやりがいについて講義しました。

講義は現代社会学部 社会防災学科「ゼミナールⅡ」の合同ゼミ形式で開催し、学生・教職員合わせて約60人が受講しました。

桐原本部長は兵庫県の治安情勢について、近年犯罪が減少した理由や最新の捜査手法などを紹介し、「警察官は多様な人や事案に対処しなければいけないことから、さまざまなタイプの人材が必要です」と話しました。

話を聞き「今まで警察官を就職先として考えていなかったが、入ってからの訓練・研修制度もあると聞いて、県民の安全・安心のため一つの進路として検討したい」という学生がいました。

また、西日本豪雨災害に関する講義では、「警察の対処能力を超える事態であった。自助としてハザードマップ、過去の災害履歴の確認や防災タイムラインの作成や、地域の人が連絡を取り合って一緒に避難するなど共助の大切さを改めて実感した。また、ボランティアによる支援も重要。」と話しました。

日下稜也さん(現代社会学部2年次生)は「災害時の警察官の動きを知り、防災グッズを揃えることや、家族とハザードマップを見るなどして、家族の防災意識を高める必要があると思いました。“災害時は救出に行きたくても道がなく、行けなかった”と仰っていたため、私たち市民の意識が大切だと改めて感じました」と感想を記述しました。