神戸学院大学

現代社会学部

現代社会学部の菊川ゼミ生らの「神戸田んぼ応援団」が児童と「稲刈り体験」を行いました

2025/09/22

稲の結束方法を教える学生
稲の結束方法を教える学生
稲刈りをする児童ら
稲刈りをする児童ら
児童に稲刈りについて説明する学生
児童に稲刈りについて説明する学生
稲穂が実り、収穫を迎えた校内の田んぼ
稲穂が実り、収穫を迎えた校内の田んぼ

現代社会学部の菊川裕幸講師ゼミに所属する3、4年次生5人は9月22日、神戸市立井吹東小学校(同市西区)に通う小学5年生の6クラス約200人を対象に、同校で「稲刈り体験」を行いました。

取り組みは、菊川ゼミ生のほか、本学などが開講している「楽農アカデミー」第1期修了生で、これまで同校で「稲作体験」を実施してきた新宅雅美氏らで構成される任意団体「神戸田んぼ応援団」によるものです。6月には、菊川ゼミ生が同校の児童と一緒に苗植えをし、7月には、田んぼの生き物観察会をしてきました。

この日は、「稲刈り体験」の前に、ゼミ生が収穫などの手順や鎌を使う際の注意点の他、収穫した稲を上下逆にして天日干しにする理由などを説明しました。その後は、ゼミ生のサポートのもと、児童たちが順番に、1人1株ずつ収穫した稲を藁で束ねて稲台に干すまでの一連の作業を体験しました。

児童たちは、田植えに使用した苗も種もみから栽培したため、収穫が終わった後の空き時間には、1株にできた茎の数や1本の茎に付いている実を数えることで、植物の生命力や米の成長具合にも目を向けてもらいました。

稲刈りを終えた児童からは、「大変な作業でしたが、体験することができてよかった」、「いつもたくさんご飯を食べているけど、大変な苦労をかけて農家の方が育てているんだと思って、感心しました」といった声が数多く聞かれました。

また、今回は神戸市教育委員会や同市経済観光局などから10人以上の視察もあり、本活動への関心の高さが伺えました。

6月の田植え体験に引き続き、小学生への全体説明や各作業の解説等を行った菊川ゼミ4年次生の高橋美里さんは、「多くの子どもたちが、食べ物のありがたみや農作業の大変さを口にするだけでなく、私たちゼミ生への感謝も伝えてくれました。私たちも普段は小学生と接する機会も少ないので、説明方法や実演の工夫など、勉強になる点が多く、今後の活動にも生かしたい」と、活動を振り返っていました。