神戸学院大学

現代社会学部

社会防災学科が市民公開講座「東日本大震災から15年目の復興のあゆみと現状について」を開催しました

2025/12/15

トークを展開する参加者たち
トークを展開する参加者たち

現代社会学部社会防災学科が11月29日、市民公開講座「東日本大震災から15年目の復興のあゆみと現状について」をポートアイランドキャンパスにて開催しました。
パネリストは、ワールドビジョンジャパンの望月亮一郎氏、卒業生で本学の被災地ボランティア活動をきっかけに女川町へ移住した合田七海氏、現代社会学部の中田敬司教授、そして、コーディネーターは同学部の舩木伸江教授がつとめました。

講座前半は、3人のパネリストから「東日本大震災との関わり」と現在の取り組みなどについてお話をしてもらいました。
望月氏は、ワールドビジョンジャパンに入職して間もなく東日本大震災が発災し、すぐに現地の復興支援へ赴き、仮設住宅などに入られる方々への生活物資(鍋や布団など)を企業と協力して支給をしたことなどを話しました。
合田氏は、東日本大震災の復興支援の活動に本学のプログラムで参加したことで、女川の魅力に魅了され、就職した関西を離れて移住をしました。現在は、地域の女性初の消防団員として、また地域住民で結成する音楽バンドのボーカルとしてイベントに参加するなどさまざまなところで活躍をしていることを話しました。
中田教授は、東日本大震災時に医療機関が利用できなくなったことをあげ、医療機関の再開に向けた医療設備の支援において制度設計の観点から大きな壁があったことについて話しました。

講座後半は、3人のパネリストによるクロストークを行いました。被害が大きいと想定されている南海トラフに向けて、東日本大震災の支援の際の課題解決の方法を備えとして活かしていくことが重要であるといった、今後に向けたトークを展開しました。

パネリストや参加者の皆さまのなごやかな雰囲気の中で市民公開講座を終了しました。

※講座の内容は、後日期間限定でオンデマンド配信予定です