神戸学院大学

現代社会学部

防災女子が若菜地域福祉センターで災害食のワークショップを行いました

2023/09/05

家庭備蓄について説明する防災女子の学生
家庭備蓄について説明する防災女子の学生
調理の説明をする防災女子の学生
調理の説明をする防災女子の学生
若菜ふれいあまちづくり協議会の参加者と ワークショップを行った防災女子6人
若菜ふれいあまちづくり協議会の参加者と ワークショップを行った防災女子6人

9月3日、若菜地域福祉センター(神戸市中央区)で、現代社会学部社会防災学科に所属する学生有志のグループ「防災女子」に所属する國松万熙さん(同4年次生)、山室亜衣さん、稲塲未紗さん(同3年次生)、梶本茉千乃さん、中田愛香さん(同1年次生)の5人が、災害食をテーマにしたワークショップ「防災女子によるカンタン!おいしい災害ごはん」を開催し、若菜地域の住民16人が参加しました。

この企画は、栄養学部の伊藤智講師と防災女子が昨年度、神戸市中央区委託事業「防災親子料理教室」を開催したことがきっかけで、若菜地区のふれあいまちづくり協議会より「災害時の食事」をテーマとしたワークショップ実施の依頼があり、実現しました。

まずはじめに、防災女子の活動紹介と共に「災害時の食料備蓄」の現状を説明し、ローリングストック食材を活用したポリ袋調理を参加者に体験してもらいました。この日のレシピは主食として「わかめごはん」を、主菜として「鯖と大根の味噌煮」を作りました。参加者でペアを組み、調理の分担を決め、調理開始。作り方の手順を、防災女子が個別説明を行いながら調理を進め、沸騰中の鍋に材料を入れたポリ袋を投入し20〜30分加熱しました。いずれも材料を混ぜ合わせるだけの簡単メニューで、ポリ袋調理を用いることによって一つの鍋で複数の調理が同時にでき、仕上がった料理を袋のまま配膳することができるため、節水や衛生的であることなどが、災害時にとても役立つ調理法であることを説明しました。

次に、加熱時間を活用して詳しく「災害時の食と備え」について説明を行いました。災害発生時、ライフラインの寸断と共に、物流が止まり被災地に食糧が供給されず、買い占めが起こり、食料が入手できない状況となります。そのような時、家備蓄があればしっかりと食事を摂ることができます。家庭備蓄では、家族の状況に合わせたものとともに栄養バランスを意識してもらいたいと伝えました。災害時は、物流が止まることで、新鮮な食品素材が不足し、野菜・果物・きのこなどの「緑の食材」の入手が難くなります。身体を整える機能を持つ「緑の食材」が不足することで、疲れやすくなったり、風邪をひきやすくなったりします。また、食物繊維が不足することで便秘になりやすくなり、栄養バランスが悪くなることで、病気が悪化する可能性もでてきます。そのような状況にならないために、普段の生活で使用している食材を少し多めに買い足しストックを行う「ローリングストック法」を、ぜひ取り入れてもらいたいと語りました。日常だけでなく、災害時にどのように調理して食べるかを考えておくことで、災害用に設計された非常食だけでなく、缶詰やレトルト食品、常温保存できる野菜、冷蔵・冷凍庫の食品の日常食品をうまく災害時にも活用することができるので、日常にも災害時にも役立つ「ながら備蓄」をぜひ、ご家庭でも試してもらいたいと話しました。

最後に、ポリ袋調理で出来上がった「わかめごはん」「鯖と大根の味噌煮」を参加者に試食していただき、「とても簡単に調理することができて、災害時の備蓄についてもとても勉強になった」「鯖が苦手だったけど、大根と一緒に調理することでとても食べやすくて美味しかったです」等の感想がありました。

※ 防災女子とは
神戸学院大学 現代社会学部 社会防災学科の女子学生有志のグループ。
女性視点ならではの新鮮なアイデアで、災害食レシピの提案など防災啓発活動に取り組んでいます。