神戸学院大学

現代社会学部

現代社会学部の菊川裕幸講師ゼミが朝来市の夜久野高原に広がる農地の活用に取り組みます

2022/11/24

農地についての説明を聞く学生たち
農地についての説明を聞く学生たち
住民の皆さんと学生とのキックオフミーティングでの話し合い
住民の皆さんと学生とのキックオフミーティングでの話し合い
プレゼンする学生たち
プレゼンする学生たち

兵庫県の中心部に位置する朝来市の夜久野高原に広がる農地の活用について、現代社会学部の菊川裕幸講師ゼミの学生が住民と協議しながら検討することになりました。菊川ゼミの3年次生12人は11月19日、朝来市を訪問し、大規模な農地整備が行われている夜久野高原の活性化策や今後の活用方法について、地域の皆さんと協議を行いました。

夜久野高原は朝来市と京都府福知山市にまたがり、福知山市のかつての火山(死火山)、田倉山(宝山)の噴火で降った灰が積もってできたという肥よくな黒土が広がっています。

参加者は朝来市農林振興課の職員をはじめ、地元農業委員会、自治協議会のメンバーや、住民の皆さんで、約30人に集まってもらいました。これからの地域農業について知恵を出し合うキックオフイベントを行い、滑り出しは順調に終えることができました。

菊川ゼミ生は、これまで丹波篠山地域を中心として農村地域の活性化について取り組んできました。今回は活動のフィールドを朝来市へと変え、新たな取り組みを開始しました。プロジェクト名は、夜久野活性化プロジェクト「生命(いのち) もっと かがやくの」。夜久野に収穫体験などを楽しめる観光農園を作り、季節ごとに楽しいイベントを開催、農園でありながら市民が憩う公園のように利用することを推奨するという提案です。

広大な農地を観光農園や福祉農園、多世代が交流できるような場としたいというプランをプレゼンテーションし、参加者の皆さんからは、「非常に興味深くて、斬新なアイデアだ」と評価していただきました。活発な意見交換もできました。今後は、具体的な活動内容を決めて、本格的に取り組む予定です。