神戸学院大学

現代社会学部

現代社会学部の菊川ゼミ生らによる「神戸・田んぼ応援団」が神戸市立井吹東小学校で田植えをしました

2025/06/19

児童に苗を分ける菊川ゼミ生
児童に苗を分ける菊川ゼミ生
児童らに説明する菊川ゼミ生
児童らに説明する菊川ゼミ生
大学生と一緒に生き物観察に取り組む児童ら
大学生と一緒に生き物観察に取り組む児童ら
田植えに取り組む児童ら
田植えに取り組む児童ら
菊川ゼミが作った米作りのパンフレット
菊川ゼミが作った米作りのパンフレット

現代社会学部の菊川裕幸講師とゼミ生が中心となって構成された「神戸・田んぼ応援団」は今年度の活動の第一歩として6月19日、神戸市立井吹東小学校を訪問し、田植え体験を行いました。この活動は今年で2年目を迎え、同校の5年生210人と菊川ゼミの4年次生9人が参加しました。「神戸・田んぼ応援団」のメンバーであり、米農家の新宅雅美さんが、同校の田植え実行委員の児童とともに種もみから育苗を行い、準備してくれました。

田植えは午前8時45分から始まり、6時間目終了の15時25分まで1クラスずつ行いました。最初に昨年度の菊川ゼミ生が作成した田んぼパンフレットを用いて、農業を取り巻く諸問題(農家の高齢化や温暖化に伴う品質の低下)について菊川講師やゼミ生らが説明しました。その後、1人2株の幼苗を配り、葉の付き方や根の様子などを観察しました。

説明を受け、苗を持った児童らはいよいよ田んぼへ。ぬかるんだ田んぼの中を恐る恐る進み、自分の植える場所まで到達し、苗を持った指の第2関節まで植えつけました。初めての田植えに児童らからは「ぬるぬるする! 虫がいっぱいいる」や「小学校の授業でこんなに楽しい体験ができると思わなかった」、「苗の成長の変化や虫の観察を続けたい」といった声が聞かれました。田植えを終えた児童らは田んぼの横で飼育しているカブトエビの観察を行いました。

「神戸・田んぼ応援団」のリーダーを務めた4年次生の高橋美里さんは「初めて、小学生の前で説明しましたが、伝えることが多く、とても難しかったです。説明の中では、お米作りの現状と大変さを児童らに伝え、その後に田植え体験につなげることで、その意味が分かってもらえたと思います。これからの稲の成長を見守ってくださいと児童らに伝えました」と話していました。今後は、生物の観察会や稲刈りなどを行い、年間を通じて活動が継続できるように同校とゼミ生が連携を続ける予定です。