社会防災学科の新入生が授業で在神戸ウクライナ名誉領事館を見学に訪れています
2026/04/17
現代社会学部社会防災学科の1年次生96人が授業でポートアイランド第2キャンパスの在神戸ウクライナ名誉領事館を見学することになり、水本有香教授の担当する入門ゼミ受講生23人が4月17日、第1陣として訪れました。
新入生に学内の施設を知り、知識を拡げてもらうのが目的です。今年度から経済学部特命助教となり、同名誉領事館で勤務するウクライナ出身のアンナ・トライノさんが学内に同名誉領事館が開設され、ウクライナ事情に詳しい岡部芳彦経済学部教授が名誉領事となった経緯を最初に説明しました。
続いて882年には「キーウ大公国」が成立していたというウクライナの長い歴史、ロシア語とは異なりむしろポーランド語に近いというウクライナ語などに触れました。ロシアによる軍事侵攻で始まった戦争の影響としては、「男性は徴兵制があり、自由に出国することはできません。停電はしばしばあります。それでも学生は今も大学に通い、スーパーに行けば食品も普通に買えます。苦しくても人々は、できるだけ普通に生きようとしています」と述べました。
最後に戦時下のウクライナの暮らしから言えることとして、「どんなに苦労しても必ず生きる道はあります。あきらめずに一歩ずつ進んでください」と新入生へのメッセージを送りました。
学生からは、テーブルの上に飾られていた棍棒について質問があり、アンナさんが「14世紀以降のウクライナで『自由の戦士』と呼ばれた『コサック』(軍事共同体)が使ったブラワと呼ばれる武器を模した飾りです。戦士の権威の象徴でもありました」と説明し、学生が順に手に取っていました。
この後、学生たちは廊下に飾られていた大阪・関西万博ウクライナ館から譲渡された展示物を見学し、アンナさんからの説明を熱心に聞いていました。



