現代社会学部の岡崎・日髙ゼミの学生が「たじま未来プロジェクト2022」の成果発表会を行いました
2022/07/25
現代社会学部の岡崎宏樹教授と日髙謙一教授が指導するゼミの2年次生が、7月15日、兵庫県但馬地域の養父市・豊岡市をフィールドとする「たじま未来プロジェクト2022」の成果発表会をポートアイランド第1キャンパス(D号館アクティブスタジオ)で行いました。
ゲストとして、養父市の山下吉正副市長、豊岡市の西上均副市長と、兵庫県から但馬県民局の登日幸治局長、地域政策室の栂井敦子室長補佐、地域政策室の小西勝也地域再生専門官、企画部地域振興課の山北貴子課長が対面またはオンラインで参加しました。
たじま未来プロジェクトは、兵庫県の「令和4年度大学との連携による地域創生活動支援事業」に採択されています。コロナ禍の不確定な状況でしたが、感染対策に十分留意しつつ、岡崎ゼミは豊岡市での取材・撮影を、日髙ゼミは養父市での取材・撮影を行いました。
■岡崎ゼミの課題は地域の魅力を発信する音楽・動画制作
岡崎ゼミの課題は、地域の魅力を発信する音楽・動画制作です。動画制作ではTJMAの4チームに分かれて、事前調査・現地取材・企画・編集などに取り組みました。但東町の農業・観光・地域づくりをテーマにした「“何もない”が愛をうんだ――日本一の田舎を目指す但東町」(チームT)、竹野海岸の自然環境保全をテーマにした「AA(ええ)海!竹野!――最高品質の理由に迫る」(チームJ)、演劇を通したまちづくりをテーマにした「Global Art Toyooka――豊岡の挑戦」(チームM)、移住と子育てというテーマをドラマ形式で表現した「TAKENO MEMORIES――海が呼んでいる」(チームA)。これら4作品を発表しました。
■日髙ゼミは養父市の魅力を発信するポスターとキャッチコピー
日髙ゼミは、ABCの3班に分かれて、養父市の魅力を発信するポスターとキャッチコピーを制作しました。A班は、養父市の自然を写したポスターに「養父 リアル 出逢う」、養父神社のポスターに「こんな兵庫県知ってますか」。B班は、養父市のグルメを並べたポスターに「え、まだ食べてないん?」、養父神社のポスターに「最近リフレッシュしとる? 養父市で自分にご褒美を」。C班は、アスレチックのポスターに「ハチ高原は夏もいい!」、別宮の棚田のポスターに「あなたは撮れますか?逆さ氷ノ山」を発表しました。
岡崎ゼミ生が考えた歌詞のアイデアをもとに、ミュージシャンのアヤヲさんと山田明義さんは今年度プロジェクトのテーマ曲「Who cares?」の楽曲とミュージックビデオを発表しました。この曲は、学生たちが実習で地域を訪れて癒された経験を音楽で表現しつつ、「このまちのケアを誰がしてくれるの」と問いかけています。
ゲストの皆さんからは、「地元民からしたら当たり前の光景になって、魅力が見えづらくなってしまうので、外から視点はとても貴重」、「ぜひ但馬の方々に見せて頂きたい。地元の人たちの自信を取り戻せると思う」、「現地にいけた喜びがどの班の作品にも表れていた」、「完全な状況ではなかったにしろ、現地での実習が非常に効果を上げていることが伝わった」などの意見をいただきました。また「より具体的なターゲット設定に基づいたPRも目指しつつ、作って終わりではなく、しっかりと届けることが重要」とのアドバイス、「どのグループも充実した発表だった。皆さんの若い力が地域に浸透することを祈っている」とのエールもいただきました。「プロジェクトを支えてくださったすべての方に感謝を申し上げたいと思います」と、岡崎、日髙両教授は話しています。
なお、岡崎ゼミの制作した動画作品は8月中にYouTubeおよびプロジェクトの公式ホームページで公開される予定です。