現代社会学部の松田教授が担当する3年次生ゼミで株式会社Saliyou代表によるゲスト講義を実施しました
2026/07/14
現代社会学部の松田ヒロ子教授が担当する「ゼミナールIII」で7月6日、株式会社Saliyou代表の吉田小百合氏を講師に迎え、「インバウンド観光客を対象とした手描き観光マップを制作する上でのヒント」と題したゲスト講義を実施しました。現代社会学科の3年次生11人が受講しました。
同社は東京都千代田区に本社を置き、広報・情報発信プロデュース事業、人材育成事業などを実施しています。講義は、台湾人をはじめとするインバウンド観光客のニーズを理解すること、そして観光マップに載せる要素をどのような視点で集めればよいかを学ぶことの2点をゴールに掲げて進められました。
前半では「インバウンドをデータから知ろう」をテーマに、訪日外国人の居住エリア、1人あたりの旅行支出とその内訳、旅行情報の収集方法について解説がありました。居住エリアによって日本旅行に求めるものが異なること、旅行者がどのように情報を集めているかを知ることが、マップ制作の出発点になると学びました。
続いて、訪日旅行リピーターが求める旅行情報について説明がありました。台湾では5〜6人に1人が訪日旅行リピーターで、訪日経験のある台湾人の8割以上(約86%)が2回以上、さらに約6割が4回以上訪日しているヘビーリピーターだといいます。初めての訪日では「定番を知りたい」「買い物がしたい」というニーズが中心である一方、リピーターは「人が行っていないところへ行きたい」「地域の『らしさ』を体験したい」と考えており、この違いを踏まえて「訪日旅行者にとって神戸の何が魅力的に映るのか」という感覚を身につけることの大切さが語られました。
後半は「台湾人を理解しよう」をテーマに、台湾人の性格や好み、訪日旅行の特性について解説があり、「優惠券」(クーポン)や「買一送一」(一つ買うともう一つプレゼント)といった、台湾人の心を動かす「すぐできるマーケティング施策」も紹介されました。
最後に、「訪日旅行者に紹介したい神戸の魅力」を掘り起こすためのポイントについて説明があり、学生たちは「どんな神戸をおすすめするか」を考えるための多くのヒントを得ました。今後は本講義で学んだ視点を生かし、インバウンド観光客に向けた観光マップの制作に取り組んでいきます。


