総合リハビリテーション学部
古田恒輔名誉教授が京都和装学院振興協議会の創立50周年記念式典で「車椅子着付け」のデモンストレーションを行いました
2026/06/12
総合リハビリテーション学部客員教授を務める古田恒輔名誉教授が京都市中京区のホテルオークラ京都で6月6日に開かれた京都和装学院振興協議会の創立50周年記念式典に参加し、車椅子利用者に振袖を着付ける「車椅子着付け」のデモンストレーションを行いました。
京都きもの学院京都本校との共同研究の成果です。特別に作った特殊な着物ではなく、通常のレンタル可能な着物と帯を用いました。車椅子上に着物を広げ、福祉用具のリフトを用いて障害者に乗り移ってもらいました。さらに、着付けの際の体を締め付ける紐(ひも)類の圧力測定の研究結果から、障害者にとって苦しくない締め付け圧を考慮し、4本の伸縮性のある緩いベルトと帯締め、3重紐を用いるだけです。
この方法で今までのように、苦しさを生む胸紐や腰紐を一切使わない方法での着付けを実現しました。帯も、一般の帯を用いてぐるぐる巻くことは不要になりました。
当日は京都市、京都府の職員や京都府内の8校の着物着付け学院の関係者約200人が出席し、関心を持って見守りました。
車椅子利用者のための着付けは現在では手順が確立し、講習会が開かれるまでになりました。古田名誉教授は「この方法で多くの方々が、自分に合った着物の柄や帯の色を選択する自由を得ました。また、2時間以上の行事に出席可能な座位を保持することが可能になり、車椅子利用者が友人らと着物姿で一緒に、パーティーなどで同じ時間を過ごすことが出来るようになりました。今後は地域での成人式や、夏の施設における浴衣イベントなどで周知していきたいと考えています」と話しています。



