神戸学院大学

総合リハビリテーション学部

総合リハビリテーション学部の学生がINAC神戸レオネッサ特別講演を受講しました

2023/03/06

INAC神戸レオネッサの清水ヘッドトレーナー
INAC神戸レオネッサの清水ヘッドトレーナー
プロスポーツチームでの貴重な話
プロスポーツチームでの貴重な話
集合写真
集合写真

有瀬キャンパスにて2月27日、INAC神戸レオネッサの清水亮太ヘッドトレーナーによる「スポーツトレーナーの選手との向き合い方と社会での活躍」と題した特別講演を開催しました。総合リハビリテーション学部理学療法学科の1年次生~4年次生22人が参加し、プロスポーツチームのトレーナーの生の声を聴きました。

清水氏は鍼灸学士・柔道整復師・アスレチックトレーナーの資格を持ち、パーソナルトレーナー、鍼灸整骨院、整形外科クリニック、そして海外のスポーツチームでも活動をされ、現在はINAC神戸レオネッサのヘッドトレーナー、そして三宮元町鍼灸整体院 C-cure(シーキュア)で院長を務めています。

まず清水氏のINAC神戸レオネッサでの役割について、「治療、リハビリ、トレーニングの立案・指導まで多くの仕事を担っており、責任範囲が広く苦労することも多いが、それ以上に楽しくやりがいがある仕事である」と語りました。

次にシーズンを通しての選手との向き合い方について話しました。チームにはベテラン、若手、レギュラー、ベンチ、ポジティブ、ネガティブ、怪我をしている選手などさまざまな立ち位置の選手がいますが、清水氏はそれぞれ対応を分けていると話しました。

フィジカル面においてはピリオダイゼーション(期分け)の考えのもと、チーム単位での管理と、個人ごとの管理を行い、怪我の予知と予防に細心の注意を払っています。メンタル面では選手とコミュニケーションを取る中で、表情・声のトーン・口数など一挙手一投足に気を配りながら声かけ、トレーニングの提案、体の相談を行い、選手のパフォーマンスを最大限発揮できるよう努めています。

将来、トレーナーとして働きたいと考えている学生が多い中、トレーナーとしてのキャリア形成についても話がありました。自身の経歴や経験を踏まえて、卒業からプロスポーツチームで働くまでどういった道があるのかを具体的なパターンでいくつか説明しました。学生たちは自分の進路を考え、将来を思い描きながら真剣に聴講していました。

そして最後にトレーナーとしてのやりがいについて、「選手の痛みをなくしたとき、選手が復帰したとき、そしてそういった壁を乗り越えて勝利したときの喜びは何物にも代えがたい」と強く語りました。

貴重なプロの現場での仕事について詳細に講演いただき、終了後も多くの学生が質問を投げかけていました。