神戸学院大学

総合リハビリテーション学部

総合リハビリテーション学部の森川講師と学生8人が明石市の「タウンミーティング」に参加しました

2023/06/01

タウンミーティングに参加した森川講師(前列右から2人目)と作業療法学科の8人の学生
タウンミーティングに参加した森川講師(前列右から2人目)と作業療法学科の8人の学生
あいさつする丸谷市長
あいさつする丸谷市長
発言する作業療法学科の学生
発言する作業療法学科の学生
グループでの意見交換の発言を紹介する藤井さん
グループでの意見交換の発言を紹介する藤井さん

総合リハビリテーション学部作業療法学科の森川孝子講師と学生8人(3年次生)が5月31日、明石市のタウンミーティングに参加し、意見交換しました。

初回は「障害者」をテーマに当事者や家族、支援者、福祉施設職員ら約90人が参加し、「みんなでつくるインクルーシブなあかし」を目指して円卓を囲みました。4月の市長選で初当選した丸谷聡子市長があいさつし、「月1回開催したいと選挙公約にも掲げていましたが、ようやく『まるちゃんカフェ』を実施できました。皆さんのご意見をお聞きして、明石をよりよい街にしたいと思います」と述べました。

この後、14のグループに分かれ、明石市の好きなところ、要望や改善していきたい点を段ボール製のテーブル板に書き込みました。学生たちは、「海が近くて景色がいい」「ゆっくり時間が流れる」などと住み心地の良さを挙げ、「もっといろいろと話せる場所がほしい」などと要望も書き込みました。

全体の会合で、各テーブルからグループ議論の紹介があり、本学から藤井大輝さんが「聴覚障害のある方から、いつも話をしてくれた近所の人に自分が難聴だと伝えてから、会釈だけのあいさつになったとの残念なお話がありました」と発言しました。この発言で障害者が感じているコミュニケーションの「壁」を皆で共有し、障害のあるなしに関わらず変わらない対応が求められることを多くの参加者に理解してもらうことができました。ほかのテーブルからも「円卓の紙に要望を書くだけでは駄目。各テーブルに行政の人を配置してほしい」「今日のミーティングの結果は障害者手帳を持つ人全員に伝えてほしい」などの要請が相次ぎました。

森川講師は「福祉施設に実習に行ったり、就職したりする学生もおり、当事者や当事者支援に携わる方々と直接会話できる良い機会になりました。学生も積極的に発言していたようです」と話し、学生にとっては意義深い経験になりました。