総合リハビリテーション学部
社会リハビリテーション学科の学生が神戸市福祉局と「市民福祉総合計画2030」に向けた意見交換を実施しました
2025/10/30
総合リハビリテーション学部社会リハビリテーション学科が、10月22日に社会福祉士コースの学生を中心に、神戸市福祉局の協力のもと、「市民福祉総合計画2030」の策定に向けた若者世代との意見交換会を実施しました。
本取り組みは、地域の福祉課題を身近に感じ、自らの考えを政策提言につなげる学びの機会として位置づけられています。
授業の前半では、神戸市福祉局の担当者から市の福祉の現状や今後の方向性について約15分間の説明が行われました。その後、学生たちは少人数グループに分かれ、職員とともに4つのテーマをもとに活発な意見交換を行いました。
- 「福祉」という言葉から連想されるイメージ
学生からは「人の幸せ」「支えあい」「ボランティア」といった多様な言葉が挙がり、福祉を広くとらえる視点を共有しました。 - 福祉のハードルを下げる方法
小学生の現場体験やSNSでの情報発信、イベントや授業での体験的学習など、福祉に触れる機会を増やすアイデアを提案しました。 - 身近な地域で必要な活動
誰でも参加できるカフェやスマホ教室、地域イベントへの参画、臓器提供の意思表示など、多様な活動が福祉と共存できるのではないかとの意見が出ました。 - 自分にできそうな地域での取り組み
清掃活動や祭りへの参加、近所への挨拶、困っている人への声かけなど、日常生活の中での小さな実践の大切さを語りました。
参加学生の感想
- 播本若葉さん(3年次生)
地域でどのような取り組みがあれば暮らしやすくなるかを考える良いきっかけになった。今後も街づくりについて考えを深めたい。 - 塚本椋也さん(3年次生)
実習を通して自分の役割を意識し、若い世代として社会の中で自ら行動する必要性を感じた。日常の中で社会を意識して暮らしたい。 - 中村陽奏さん(3年次生)
神戸市の福祉創造計画から、誰もが自分らしく生きられる社会やソーシャルインクルージョンの重要性を学び、地域で安心して相談できる関係づくりの大切さを実感した。
最後に神戸市福祉局の田中佐知栄課長が、「学生の皆さんが自分の意見をしっかり持ち、質問にも誠実に答えてくれたことに感謝している。いただいた意見は庁内で検討し、今後の計画に反映していきたい」との言葉を述べました。
本学関係者は「今後も、地域社会の課題解決に貢献できる人材の育成と、地域との連携を一層推進してまいります」と話しています。





