神戸学院大学

心理学部

心理学部の岡村心平講師がアートプロジェクト「MOTOKOLOGY」にて道化師(クラウン)によるグリーティングを実施しました

2026/04/02

青い衣装のクラウン「ぺぺ」と赤い衣装のクラウン「ちゅぐ」
青い衣装のクラウン「ぺぺ」と赤い衣装のクラウン「ちゅぐ」
モトコーに登場した道化師たち
モトコーに登場した道化師たち
道化師たちと笑顔で記念撮影
道化師たちと笑顔で記念撮影

2026年3月末に解体・再開発を控えたJR元町駅高架下の元町高架通商店街、通称「モトコー」(神戸市中央区)。戦後の闇市を起点に、ファッションやサブカルチャーの発信地として神戸の文化を支えてきたこの場所を舞台に、2025年7月よりアートプロジェクト「MOTOKOLOGY(モトコロジー)」が開催されています。本プロジェクトは、モトコーの記憶や価値をあらためて掘り起こし、地域住民や利用者との対話を積み重ねることを目的としており、産官学民の参画やアーティストによる多彩な企画が展開されてきました。

心理学部の岡村心平講師は人文学部の松村淳講師、東京藝術大学大学美術館の松永亮太特任講師と共に空き店舗を学生たちとリノベーションし、ゼミ活動や学生による自主企画の拠点「モトコーカレッジ」を主催して同プロジェクトに参加しました。

3月22日には、モトコー1街区・2街区にて「道化師グリーティング」を実施しました。当日は、岡村講師の面影を感じさせる青い衣装の少年のようなクラウン「ぺぺ」と、その相方である赤い衣装のいたずら好きなクラウン「ちゅぐ」(ともにG・E-JAPAN認定クラウン・エンターティナー)の2人がモトコーに登場。マーケットやアート展示を訪れた来場者、通行人、出店者など、老若男女幅広い層の人々とユーモア溢れるやり取りや写真撮影を通じて交流しました。

岡村講師は、道化師(クラウン)になることの心理的効果やその臨床的意義について研究しています。自身もクラウニング(道化師を演じること)を実践し、その体験を通じて個性が対人コミュニケーションやメンタルヘルスに与える影響について探究を続けてきました。

道化師は、自らの弱点や欠点を「個性」へと変換し、自身のキャラクターを構築していきます。あえて失敗を見せることで笑いを生み出し、他者との関わりを創出するその手法は、医療現場のみならず、福祉や司法領域、一般市民向けの講座などでも活用されており、自己理解や自己実現を促すユニークな実践として注目を集めています。

道化師は、そのキャラクターを生かして「舞台と観客」「店と客」「場と通行人」を繋ぐ媒介者であり、人と人の間に豊かなコミュニケーションを創発する存在でもあります。独特の味わいを持つモトコーの街並みを、彩り豊かな道化師たちが闊歩し、道行く人を巻き込んだ即興劇が始まると、街には笑顔が広がり、マーケットの盛況に華を添える機会となりました。