神戸学院大学

グローバル・コミュニケーション学部

GC学部の中西のりこ教授が運営するオンライン教材が米国教育文化局のジャーナルで紹介されました。

2023/09/06

English-Teaching-Forum最新号
English-Teaching-Forum最新号
Sounds-of-Englishesインターフェース
Sounds-of-Englishesインターフェース

米国政府が運営するオンラインの季刊ジャーナル『『English Teaching Forum』の最新号(Volume61,Number3)で、グローバル・コミュニケーション(GC)学部の中西のりこ教授が開設したサイトの活用法が紹介されました。

『English Teaching Forum』は、米国と世界各地の人々の相互理解を促進することを目的に、主に英語を教える人を対象に米国国務省教育文化局(The Bureau of Educational and Cultural Affairs, U.S. Department of State)が運営しています。

群馬大学大学院保健学研究科の川島智幸准教授による「Enhancing English-Using Self-Images with Nonnatives as Models(非母語話者をモデルとして、英語使用の自己イメージを高める)」という記事の中で紹介されたのは、中西教授と、これまでの中西ゼミ生が世界諸英語研究の一環で構築した「Sounds of Englishes」というオンライン教材サイトです。このサイトでは、世界の約60か国出身者が発音した単語を、話者の出身地、性別、年代ごとにソートして聞き比べることができます。

記事の中では「非英語母語話者の音声を活用して、英語学習者の自己イメージを高めるための活動」のためにこのサイトを使用する方法が提案されています。さらに、この活動によって、学習者が以下のような気づきを得ることが期待される、と述べられています。

(1) 発音には地域的および個人的な違いがあることを認識する。
(2) 世界地図上でアメリカ英語とイギリス英語の発音を分ける明確な境界線を引くのは難しいことを理解する。

中西教授は、このオンライン教材が米国教育文化局のページで紹介されたことについて、以下のように述べています。
「これまでの中西ゼミ生たちが3年次の留学時に出会った人たちと、時には苦労しながらも、コミュニケーションを取りながら収集したデータがこのような形で紹介されたことで、ゼミ生たちの頑張りが報われ、大変うれしく思います。留学時に限らず、今後社会に出てからも、世界のさまざまな言語アクセントを持った話者の英語を聞き取ることが必要になります。GC学部英語コース『英語会話』の授業では、そのような将来を見据えて、後期の授業課題として「世界諸英語シャドーイング」を取り入れています。このトレーニングを通して、世界中、地域を問わず、さまざまな言語背景を持った人たちとコミュニケーションを取れる人材に育ってもらいたいと思います」

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★神戸学院大学シーズ集の中西教授「世界の英語変種を聴き比べる『Sounds of Englishness』の開発」はこちら