GC学部の仁科ゼミ生が大阪・関西万博の米国館で「Netflix Creators道場」マスタークラスに参加しました
2025/10/01




グローバル・コミュニケーション学部英語コースの仁科ゼミ生が9月26日に大阪・関西万博の米国パビリオンとインターコンチネンタルホテル大阪で開催された、グローバルに活躍する次世代クリエイター育成を目的とした特別トレーニングプログラム「Netflix Creators道場」マスタークラスに参加しました。
未来を担う若手クリエイターに向けて開催された本イベントでは、「Netflix Creators道場」と題して、選出された80人がマスタークラスに、200人がネットワーキングレセプションに参加しました。選考の結果、仁科ゼミ生からいずれも4年次生の遊木玲衣さんと高島那優さんの2人が多数の中から選出されました。
本プログラムは、国内外の第一線で活躍する監督やプロデューサーを招き、映像制作の専門家と出会う機会が限られている地域の若手クリエイターや、グローバルなネットワークづくりを志す人たちにとって実りある時間にしてもらうのが目的です。海外講師として映画監督・プロデューサーのマイケル・レーマン(Michael Lehmann)氏が、「ストリーミング時代のディレクターの役割」というタイトルで講演を行いました。日本からは佐藤善宏氏による、「日本のコンテンツを世界へ」というテーマでの講演がありました。映画・テレビ業界関係者、神戸からは仁科ゼミともタイアップしている神戸フィルムオフィススタッフの方も参加されていました。
参加した遊木さんは、「今まで私は『観る側=お客さん』として映画やドラマを楽しんでいましたが、初めて『作る側』の視点で話を聞くことができました。作品づくりには膨大なお金や時間、細かな工夫が必要であり、ストーリーに普遍性・現代性・新規性を持たせることがいかに重要なのかを知りました。これから映画やドラマを見るときも、単なるエンタメとして楽しむだけでなく、『なぜ今この物語が必要なのか』『どんな挑戦をしているのか』といった制作側の意図を意識して見るようになったと思います。レセプションパーティーでは、多くの監督やディレクターの方々とお話しする機会がありました。大学生のうちからこのような経験ができたことは、自分にとってとても大きな財産になりました。みなさんは常に挑戦を続けていて、その姿に触れることで『私にももっとできることがあるのではないか』と大きな刺激を受けました。そして何より、みなさんが本当に好きなことをしていて、とてもイキイキしていたのが印象的でした。私も自分のやりたいことに挑戦し続けられるよう、前向きに取り組んでいきたいです」と述べました。
同じく参加した高島さんは、「マイケル・レーマンさんと佐藤善宏さんのお話を伺いました。レーマンさんは『一見小さく見えるシーンでも監督にとっては非常に重要であり、納得いくまで何度も撮り直すことがある』と語っておられました。実際に、わずか5分ほどの『雨を怖がる』シーンを、細かい演出についても繰り返しディスカッションしながら撮影されたエピソードを紹介してくださり、監督や総監督の役割の違いもとてもわかりやすく説明いただきました。また、佐藤さんのお話で特に印象に残ったのは、Netflixの企画に必ず『Why』と問いかける姿勢です。『なぜ今やるのか』『なぜNetflixで挑戦するのか』といった意図を明確にするからこそ、多くの人の心を動かし、繰り返し見たくなる作品が生まれているのだと強く感じました。お二人のお話を通じて共通して学んだのは、『一つの作品に対して決して妥協しない』という姿勢です。純粋な『つくりたい』という思いと徹底したこだわりが、多くの人に愛される作品を生み出していることを実感し、私自身も自分の取り組みに対して意図やこだわりを持って向き合いたいと感じました」と感想を述べました。
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