台湾の新北市立三重高級商工職業学校の生徒約30人が12月16日、ポートアイランド第１キャンパスを訪れ、グローバル・コミュニケーション学部中国語コースの学生約40人と交流しました。兵庫県国際交流協会から受け入れの依頼があり、実現しました。千田豊講師がプログラムを担当し、中国語コースの教員多数が参加しました。

新北市は台北を囲むように位置する台湾最大の直轄市です。同校は商工業を専門に学ぶ日本では高等学校に相当する学校です。

Ｄ号館のアクティブスタジオで３年次生の陳美嘉さんと猪川惠理さんが中国語コースの学びや３年次生前期に全員が留学するセメスター留学、課外活動について紹介しました。陳さんは台湾に行ったときに撮影した写真も見せながら、日本との違いについて「台湾は街に車があふれ、多くの屋台が立ち並んでいました」などと述べました。

この後、高校生たちは中国語コースの二胡の演奏を通じて中国の音楽を学ぶ授業や英語コースの授業を見学しました。学生たちが二胡で日本の童謡（唱歌）「春の小川」を奏でるのを聴いて、音楽を通じた日中文化の融合に興味を示していました。

再びアクティブスタジオに戻ってグループごとに自己紹介しました。少し打ち解けたところで１年次生の沖田康介さんと高橋百合さんが司会をしてクイズをしました。「ドラえもんの中国語表記はどれが正しいか」「神戸発祥のお菓子メーカーはどれか」「龍山寺（台湾の有名な寺院）の写真はどれか」などと工夫を凝らした出題で、台湾の高校生にも楽しんでもらうことができました。

終了後はグループに分かれ、Ｄ号館１階のコミュニケーションモールや図書館などを案内しました。