神戸学院大学

グローバル・コミュニケーション学部

GC学部日本語コースの留学生・マムンさんが特殊詐欺被害防止で兵庫県警葺合署から感謝状を贈られました

2024/03/13

感謝状を手にするマムンさん 
感謝状を手にするマムンさん 
植田署長から感謝状を受け取るマムンさん(葺上署提供)
植田署長から感謝状を受け取るマムンさん(葺上署提供)

グローバル・コミュニケーション学部日本語コース1年次生のマムン エムディ アブドゥラさんがアルバイト先のコンビニエンスストアで特殊詐欺被害を未然に防いだとして2月28日、同僚の女性店員とともに兵庫県警葺合署の植田賢治署長から感謝状を贈られました。

マムンさんはバングラデシュ出身の留学生。昨年12月26日午後6時ごろ、ファミリーマート神戸脇浜海岸通店で勤務中、杖をついた高齢の男性客が携帯電話で通話しながら5万円のプリペイドカード(アップルギフトカード)を購入しようとしました。「ガラケー(ガラパゴス携帯電話)ならアップルカードは普通使わないはずなのにおかしい。だまされているのではないか」とピンときたマムンさんは販売を断り、同僚の女性店員にも注意を促しました。

男性客は携帯電話で通話を続け、今度は店内のATMで30万円を振り込みたいので手伝ってほしいとマムンさんら2人に依頼しました。振込先が分からないというので不審に思った女性店員が電話を代わるとすぐに切れたといいます。マムンさんらが家族や警察に相談するよう促し、男性客が同署に相談したことで通信会社を装った携帯電話使用料金の架空請求詐欺だったことが判明しました。

感謝状には「ATM機付近で携帯電話を使用している高齢男性に対し声かけを行うなど機転を利かせた対応により特殊詐欺被害の未然防止に多大な貢献をされました」と書かれています。マムンさんは「入門ゼミの授業で特殊詐欺について勉強していたことも役に立ちました。被害に遭わなくて助かったと、お客様も店まで御礼に来てくれました。日本語の勉強にもなるコンビニ店でのアルバイトは続けますので、今後も細心の注意を払って仕事に励みたいです」と話していました。