神戸学院大学

グローバル・コミュニケーション学部

グローバル・コミュニケーション学部の中西教授らの研究チームが日本音響学会春季研究発表会で優秀発表賞を受賞しました

2022/10/24

東京大学工学部の学生と研究発表会に参加したグローバル・コミュニケーション学部の学生たち
東京大学工学部の学生と研究発表会に参加したグローバル・コミュニケーション学部の学生たち
神戸から帰京する飛行機の雑音の中で喉マイクと通常マイクの録音テストをする大村さん
神戸から帰京する飛行機の雑音の中で喉マイクと通常マイクの録音テストをする大村さん
日本音響学会表彰式で表彰状を手に喜ぶ大村さん(中央)。右は中西教授、左は東大大学院の峯松教授
日本音響学会表彰式で表彰状を手に喜ぶ大村さん(中央)。右は中西教授、左は東大大学院の峯松教授

グローバル・コミュニケーション学部の中西のりこ教授が共同研究者を務める研究チームが、日本音響学会2022年春季研究発表会で発表を行い、筆頭の大村瞬也さんが学生優秀発表賞を受賞しました。発表タイトルと発表者は以下の通りです。(敬称略)
「咽喉マイクを用いた背景雑音に超頑健な学習者音声の自動評価」
大村瞬也、勝瑞雄介、伊藤紀一、齋藤大輔、峯松信明(以上東京大学)、中西のりこ(神戸学院大学)
なお、授賞式は9月15日に札幌市の北海道科学大学で行われました。

この研究のための実験には、グローバル・コミュニケーション学部から有志の学生10人が参加しました。1月にポートアイランド第1キャンパスで開催した学生による研究発表会では東大生の研究の質の高さに感心した様子でしたが、本学の学生にとっては大変よい刺激になりました。この実験結果を元にした大村さんの卒業論文は、2021年度東京大学工学部長賞も受賞しました。

実験に用いた咽喉マイクとは、声を出したときの喉の振動を拾って音に変えるマイクです。普段CALL教室で使用している通常のマイクでは周囲の学生の声が入ってしまうため教室内での録音がうまくいきませんが、大村さんが開発した技術と咽喉マイクを用いれば、騒がしい環境の中でも話者の声のみを録音することができます。

共同研究者の峯松教授と中西教授は10月31日、文部科学省が主催する「Scheem-D University Pitch and Conference」に登壇し「いつでもどこでも英語の音に囲まれ,聞き,話し,学び,教示してもらえる環境を貴方に」というタイトルで、この咽喉マイクを英語教育現場に導入するアイデアについて発表します。「Scheem-D (大学教育のデジタライゼーション・イニシアティブ)」のページはこちら