神戸学院大学

グローバル・コミュニケーション学部

GC学部の荒島ゼミ生が附属高等学校で英語模擬国連の参加準備セッションを開きました

2022/11/14

準備セッションを開いた荒島ゼミ生
準備セッションを開いた荒島ゼミ生
荒島ゼミ生の説明を聴く生徒たち
荒島ゼミ生の説明を聴く生徒たち
スピーチ原稿の入力や確認はタブレットで
スピーチ原稿の入力や確認はタブレットで
附属高等学校生にアドバイスする荒島ゼミ生
附属高等学校生にアドバイスする荒島ゼミ生

グローバル・コミュニケーション学部英語コースの荒島千鶴教授の4年次生ゼミが卒業研究で11月20日に英語模擬国連会議を開催します。本学が主催する初めての英語模擬国連となる会議には本学附属高等学校特進グローバルコースと特進文理コースの1年生、54人が参加することが決まりました。英語で国際問題を議論するという高校生にとっては難しい関門です。このため、荒島ゼミ生らが11月10日、同高校の授業時間に参加準備セッションを開きました。

英語模擬国連は、参加者が国連の各国大使になったつもりで、世界共通の課題や紛争事案などに対処する方策を英語で話し合うというイベントです。会議では、「貧困をなくし、飢餓を克服する」「教育の質を高める」「ジェンダー平等を達成する」「気候変動問題に取り組む」の四つの委員会を設定しました。「アジア・オセアニア」「アフリカ」「ヨーロッパ・北アメリカ」「ラテンアメリカ」の四つの地域に分けて、31の国の大使役を決めて議論することになっています。

高校生らは、各委員会の検討する課題解決に向けて、「Problem」で担当する国の問題点を出し合い、「Action」でどのような行動や取り組みを実施し、他の国や組織にも「Action」を働きかけて「Solution」で地球規模の解決策を導くという政策を立案し、担当国の所属する委員会のトピックに関するスピーチの原稿作りに取り組みました。

ゼミ生らは、「問題点は整理できた?」「起こすべき行動は、その国だけではなくてNGOなどの動きに触れてもいい」などと、アドバイスしながら高校生がスピーチ原稿を仕上げられるように手助けしました。最後に当日の流れを説明しました。

教員志望で、これまで対面とオンラインで3度、模擬国連に参加している山根雅広さんは「インターネットでも英語のサイトからでないと議論に必要な情報が十分収集できません。語彙(い)力の問題もあり高校生にはかなりハードルが高い作業です。問題点の洗い出しから解決策の提示まで流れがしっかりリンクしていないと、説得力のあるスピーチにはなりません。手助けはしますが、どんな主張にするのか『方針』を決めるのは生徒たちですので、簡単ではありません」と、高校生の苦労を気遣っていました。