神戸学院大学

経済学部

もとまちこども大学「将来の暮らしのためのお金のはなし~ライフプランニングとお金について考えてみよう!~」を開催しました

2022/08/10

貯蓄について説明する石田准教授
貯蓄について説明する石田准教授
こどもたちは真剣に取り組んでいました
こどもたちは真剣に取り組んでいました
アドバイスを受けながら親子で考えました
アドバイスを受けながら親子で考えました
学生スタッフがサポートしました
学生スタッフがサポートしました

経済学部の石田裕貴准教授によるワークショップ「将来の暮らしのためのお金のはなし~ライフプランニングとお金について考えてみよう!~」を8月6日に大丸神戸店1階のメインステージ前で開催し、小学生と保護者9組が参加し、20代~60代までの暮らしをお金という観点から体験し、ライフプランニングについて学びました。

経済学部の時見純平さん、西山紗英さん、下津江悠太さん、村田享子さん、岩谷竜児さん(いずれも4年次生)が学生スタッフを務めました。

ライフプランニングという言葉の説明からワークショップが始まりました。人生をどのように暮らすのか考えること、将来起こりうるさまざまなできごとに備えることは非常に大切です。そして長い人生においては将来のためにお金を貯めること=「貯蓄」が重要であると学びました。

次に子どもたちに簡単なライフプランを考えてもらいました。将来どんな仕事がしたいか、結婚したいか、子どもは何人欲しいか、などの質問を真剣に考え、自分だけのプランを完成させました。小学生ながらしっかりとした計画を立てている子どもたちに保護者の方も少し驚いている様子でした。

そして、20代~60代までの暮らしの体験。自分が選んだ将来の職業につき、ルーレットを回して収入を決定しました。職業によって収入が違うだけでなく、ルーレットの目が一番良い時(好況)と悪い時(不況)の収入の差も異なることを学びました。その後、自分の選んだ生活スタイルによって生活支出を確定し、今の暮らしを充実させるためにお金を使うか、将来のために貯蓄するかを学生と相談しながら決めていきました。収入から支出を引いた「貯蓄」に応じて金貨や銀貨を受け取った子どもたちは大興奮の様子でした。

その後も自動車購入、結婚、出産、住宅購入、保険加入、アクシデント、転職など各年代ごとの多くのイベントを自分の「貯蓄」を考慮しながら進めていきました。最終的には全ての参加者が十分な老後資金を蓄えて定年退職となりました。

子どもたちには普段あまり馴染みのないお金の話でしたが、シールやカード、住宅の模型など使い、楽しくライフプランニングについて学ぶことができました。今回のワークショップで学んだことを生かして、是非自分だけのライフプランを実現してほしいと思います。