神戸学院大学

経済学部

経済学部の関谷教授が担当する「地域経済論」で、菊正宗酒造記念館を見学しました

2023/06/30

多数の学生が参加した見学会
多数の学生が参加した見学会
松田館長の説明を聞く学生たち
松田館長の説明を聞く学生たち
井内副館長の説明を聞く学生たち
井内副館長の説明を聞く学生たち

経済学部の関谷次博教授が担当する前期専門科目「地域経済論」を受講する3年次生のうち希望者70人が6月21日と28日、2班に分かれて神戸市東灘区の菊正宗酒造記念館を見学しました。

学生たちは地場産業と地域経済との関係についての講義を聴き、講義の一環として兵庫県の地場産業の一つである日本酒製造についてさらに深く現地で学びました。

21日は記念館館長の松田昌晃氏、28日は松田館長のほか、井内雅巳副館長の案内で見学しました。昔の酒造りの現場を再現した展示の説明では、丹波の人々が冬場に住み込みで酒造りに訪れたこと、冷たい水で原料米を洗っていたこと、水膨れするほど熱くなった米の蒸し上がり具合を手の感触で確認していたことなど、職人技とも言えるかつての厳しい酒造りについて教わりました。

参加した学生にとっては、当時の酒造現場をほうふつとさせる説明が特に印象深かった様子でした。芳地浩太さんと田中智也さんは、「昔の人々は冷たさや熱さなど、モノをつくることにとても苦労していたことがわかった」と感想を述べました。また、「こうした機会がなかったら、自分たちだけでこの場に来ることはなかったはずで、貴重な経験になった」と、見学会の意義を語る学生もいました。

見学会は昨年度に続いて2回目の実施で、昨年度の倍近くの学生が参加しました。松田館長も、「記念館にこれだけ多くの学生さんが来てくれ、364年間の我が社の歴史と蔵人の生活を知ってもらうきっかけを持てたことがうれしい」と語っていました。