経済学部
経済学部木暮ゼミが「灘の酒プロジェクト」で宮水保存調査会の家村副会長による講義を受講しました
2026/06/17
経済学部 木暮ゼミの3年次生18人が「灘の酒プロジェクト」に関連して、6月12日、宮水保存調査会の家村芳次副会長による講義「日本酒と『灘の酒』の産業と文化Ⅱ」を受講しました。
「灘の酒プロジェクト」は若者の日本酒離れが進んでいることや、日本一の酒どころ処が「灘五郷」にあることを知らない人が多いという背景から、木暮ゼミが「灘の酒」のリブランディングを提案する取り組みです。昨年度、先輩たちが築き上げた本プロジェクトは今年で2年目を迎え、新しくゼミに加わった3年次生がその活動を引き継いでいます。
今回は、長年灘五郷の酒造りに携わり、現在は宮水保存調査会副会長を務める家村氏を講師として招き、日本酒の歴史、伝統的な技術、そして科学的知見に基づく酒造りの進化について学びました。
講義では、まず日本酒がワインやビールとは異なる発酵過程で造られること、そして、その味わいの鍵となる「麹(こうじ)」の重要性について解説しました。
次に、灘五郷が日本一の酒どころとして発展した背景に焦点を当て、六甲山系からの伏流水、特に「宮水」と呼ばれる稀少な硬水が、酵母の活発な発酵を助ける役割を果たしていることを紹介しました。また六甲山の水車精米により量産化が、灘五郷を日本一の酒どころへと押し上げたと説明しました。
最後に日本酒業界としては、国内市場の縮小という課題はあるものの、海外輸出の急増を受け、「日本の酒」から「世界のSAKE」へと進化していく将来展望についても語りました。
学生からは「硬水・軟水による発酵に与える具体的な違いは?」「低アルコールの日本酒を作る難しさはあるのか?」といった質問が相次ぎ、伝統を守りつつ技術革新を続ける日本酒の可能性を改めて感じた講義となりました。



