神戸学院大学

経済学部

経済学部の岡本ゼミがデータ分析の報告会を開催しました

2026/03/10

データ分析の報告会を実施した岡本ゼミ生
データ分析の報告会を実施した岡本ゼミ生
第1グループの報告
第1グループの報告
第2グループの報告
第2グループの報告
第3グループの報告
第3グループの報告
第4グループの報告
第4グループの報告

経済学部の岡本弥准教授の2年次生ゼミが1月20日、データ分析の報告会を開催しました。

岡本ゼミでは、3年次にデータ分析を活用し、企業の課題解決に取り組みます。ゼミが始まる2年次後期は助走期間と位置づけ、まず基本的な統計分析の知識とスキルを身につけます。その後、グループに分かれて興味のあるテーマや仮説を設定し、それを検証するためのデータを収集・分析し、成果を発表します。今年の報告会では四つのグループが発表しました。

第1グループ(鈴木誠二朗さん、中村鎧士さん、森山蒼太さん、溝口優さん)は、慶應義塾大学から借用した個人データを用いて、喫煙行動に影響を与える要因を検証しました。分析の結果、男性は女性よりも喫煙する割合が高いことが確認されました。また、仕事への満足度が高い人ほど喫煙しにくい傾向もみられました。一方で、年収と喫煙との明確な関係は確認されませんでした。このことから、喫煙行動は収入よりも、性別や職場環境などの要因と関係している可能性があると結論づけました。

第2グループ(大杉光稀さん、嶋田開斗さん、山本獅子さん、渡邊翔来さん)は、ヴィッセル神戸の試合データを用いて、試合の勝敗にどのような要因が影響しているのかを分析しました。観客数や天候、気温、順位、イエローカードなどの要因と試合結果との関係を検証した結果、相手のイエローカードが増える場合には勝利につながる可能性がある一方で、相手と味方の双方でイエローカードが増えるような試合では勝利確率が低下する傾向が確認されました。このことから、ヴィッセル神戸は警告が多く出るような荒れた試合では力を発揮しにくい傾向があると指摘しました。

第3グループ(上野早苗さん、清水彩里さん、西山蛍斗さん、吉積翔真さん)は、相模ゴム工業株式会社が実施した恋愛観や性行動に関するアンケート調査のデータを用いて、浮気行動にどのような要因が影響するのかを検証しました。その結果、所得が高いほど、また男性の場合に限り、労働時間が長いほど浮気しやすい傾向があることが示されたため、個人の経験や属性よりも、所得や労働時間などの経済的環境の影響が大きい可能性があると結論づけました。

第4グループ(安富琳平さん、川端奨真さん、下手伸悟さん、松井春都さん)は、東京大学SSJデータアーカイブから借用した労働に関するデータを用いて、日本人の幸福度や人生のやりがいに影響する要因を分析しました。分析の結果、有給休暇が取りやすいことや、職場で良好な人間関係があることが満足度を高める要因であることが示されました。このことから、幸福度ややりがいを高めるためには、休暇制度や職場の人間関係などの環境が重要であると指摘しました。

四つのグループはそれぞれデータ分析の可能性を認識したようで、3年次にはそれを企業の課題解決に応用していく予定です。